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本田、長友不在の日本をW杯へ導く!
ヨルダン戦、「トップ下・香川」の期待。  

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二宮寿朗

二宮寿朗Toshio Ninomiya

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photograph byTakuya Sugiyama

posted2013/03/15 12:10

本田、長友不在の日本をW杯へ導く!ヨルダン戦、「トップ下・香川」の期待。 <Number Web> photograph by Takuya Sugiyama

メンバー発表前から怪我の影響で本田と長友の招集は難しいと予想されていたが、香川は「集まったメンバーで最高のパフォーマンスができれば。是非、この試合でW杯出場を決めたい」と語っていた。

今回は香川をトップ下で自由にプレーさせられるはず!

 2月のラトビア戦で2ゴールをあげるなどチームナンバーワンのスコアラーでもある岡崎を先発から外すことは考えにくく、スタートから1トップで先発させる可能性も少ない。

 また逆の右サイドは内田篤人-清武のホットラインを構築中で、左に負けない連係を見せるようになってきた。

 つまり指揮官の言う「コンディション」「バランス」という要素において左右の配備を考えれば、今回は香川を伸び伸びとトップ下で起用できる状況が揃っているように見えてきてしまう。

 今回は、試合直前に集まって本番に臨む、というほど切迫した状況でもない。22日にはカタール・ドーハでカナダ戦も控えていて、トレーニングできる時間は十分にあるのも事実だ。ラトビア戦で招集されておらず、連係面におけるアドバンテージで一歩下がる中村や駒野の状態が良ければ、それはそれで歓迎すべき事態だし、また違った選択肢も出てくるだろう。

昨年、関塚ジャパンも躓いた劣悪な環境のスタジアムだが……。

 いずれにせよ、アウェーのヨルダン戦はタフなゲームになる。

 ヨルダンには昨年6月に埼玉スタジアムで6-0と大勝しているとはいえ、ヨルダンはホームでは負けなし。オーストラリアに勝利し、イラクには引き分けている。グループ最下位ではあるものの、予選突破の可能性を残しているだけに相当な意気込みで日本戦に臨んでくることは間違いない。

 最大の敵は、アウェーの環境。

 気候も違えば、ピッチ状況も違う。会場となるキング・アブドゥラ・インターナショナルスタジアムは昨年2月、関塚ジャパンがロンドン五輪最終予選でシリアU-23代表に1-2で敗れた場所。この試合を観戦した指揮官も「お世辞にもピッチコンディションがいいとは言えない。今回は、その時と比べて良くなっていることを祈るしかない」と良いイメージを持ち合わせてはいない。

 難しい試合にはなるだろう。しかしながら今のチームなら、アウェーでもしっかり勝ち切れる力があるのだと、淡々と語るザッケローニの表情からは伝わってくる。

「国民の皆さんの期待が大きいのは分かっている。だがそれ以上に私がこのチームにかける期待というものは大きい」

 カギを握るのは、間違いなく背番号「10」香川真司――。

 本田、長友不在のチームを勝利に導き、W杯行きを決められれば、香川個人としてもチームとしても、またひと回りグレードアップできるはずである。

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