WBC 侍ジャパンの道BACK NUMBER
侍ジャパン、最後のサバイバル!
ポジション別、メンバー選考当落予想。
text by
鷲田康Yasushi Washida
photograph byKyodo News
posted2013/02/19 11:55
18日に予定されていた西武との強化試合が雨で中止となり、室内練習場で調整する(左から)田中、前田、森福、浅尾、山井ら侍ジャパン投手陣。最終選考に残るのは誰になるのか。
チームの命運を決めるのは……やはり投手選考。
最後に、改めて投手選考の内容を確認したい。
本大会直前の合宿に入ってなお投手陣がボールへの対応で苦戦しており、そこが選手選考の1つのポイントになっているのは確実だ。しかもブルペンと屋外球場の湿度差など環境の変化でボールがまったく違った感触になるようで、そのあたりの見極めがより一層困難になっているとも聞く。
そして……何より前田と浅尾のコンディショニングをどう考えるか。
実力上位でもコンディションの悪い投手では、結果的には戦力にならないケースも十分に考えられるために、3月2日からの第1ラウンドを見据えて考えるのか、それとも勝負となる8日からの第2ラウンドを射程に入れた長いレンジで体調アップに期待するのか。
その判断が選考を大きく左右しそうである。