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WBCメンバーに最も多く選ばれた、
“縁の下の力持ち”世代に刮目せよ! 

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氏原英明

氏原英明Hideaki Ujihara

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photograph byHideki Sugiyama

posted2012/12/19 11:35

WBCメンバーに最も多く選ばれた、“縁の下の力持ち”世代に刮目せよ!<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

プロ6年目の今季、自身最多の12勝と自身最高の防御率2.03を記録した大隣(ソフトバンク)。他にも、長野(巨人)、岡田(ロッテ)、本多(ソフトバンク)がゴールデングラブ賞を受賞するなど、“縁の下の力持ち”世代の活躍が目立った。

岸、増井、嶋……WBCメンバー以外にも渋い面々が揃う。

 松坂世代や田中・斎藤世代ほどの華やかさはないかもしれない。だが、浅尾や吉見がそうであるように、あるいは岸、長野がそうであるように、多くの選手がその存在なしではチームは成り立たないというポジションを確立している。

 WBCの本番では、田中・斎藤世代がチームを引っ張っていくだろうし、V旅行を回避してまで本番に備える杉内俊哉(巨人)の気持ちに心強さを感じるように、松坂世代も依然として貴重な選手たちだ。阿部慎之助・稲葉篤紀・井端弘和ら、'70年代生まれのベテラン世代も当然、チームの中核を担うだろう。

 その中にあって、着実に地力を蓄えてきた“縁の下の力持ち”世代は欠かせない存在になるはずだ。今後、WBCメンバーに故障などで離脱が出た場合、彼らの中から選ぶという手もありだろう。

 岸、増井浩俊(日本ハム)、嶋、西岡、坂口、川端、松本、岡田、長谷川勇也(ソフトバンク)……。

 現在のメンバー外にも、渋い選手が残っているのだ。

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