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「首脳陣は動く気配がなかった」WBC日本の惨敗に残る“最大のナゾ”…なぜ代打の切り札・周東佑京は使われなかったのか?「4回から準備を進めていたのに…」
posted2026/03/19 06:04
「侍ジャパンの切り札」は最後まで投入されなかった
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
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AFLO
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周東佑京の出番は、最後まで告げられることがなかった。
ベネズエラとの準々決勝。走攻守のどれをとっても一級品の「切り札」を使うことができないまま、日本代表はマイアミの地を去った。試合は乱打戦となり、森下翔太の3ランで一度は日本が流れを引き寄せたものの、5回、6回と立て続けに被弾し逆転を許した。先発を外れていた周東がベンチ裏に下がる時間が長くなったのは、試合が中盤に差し掛かる4回を過ぎたあたりのことだ。出番に向けて入念な準備を進めていたとみられる。
ビハインドでも首脳陣は動かなかった
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勝負の分かれ目となったのは、2点を追う7回の攻撃だった。9番・若月健矢から始まるこの回、当然ながら代打が送られるとみられた。6回の攻撃で代打の準備をしていた小園海斗、あるいは近藤健介を代打に送って、出塁すれば周東を代走に送るオーソドックスな一手も、打撃好調な周東を代打として送り出す一手もあっただろう。
しかし、首脳陣は動く気配を見せなかった。結果的に若月は三振に倒れ、大谷翔平、佐藤輝明も凡退。5回から7回まで、日本は一人の走者も出せなかった。
1次ラウンドのチェコ戦後、金子誠ヘッドコーチはこう口にしていた。「1人しかいないんですよ、周東佑京は……」。さらに周東の起用法についても、「切り札が少ないだけに。攻撃力もあるので、早めに行っても攻撃のところも期待できる。(起用法は)すごく幅広いんですけどね……」と、井端弘和監督の悩める胸の内を代弁していた。
最後まで出番を告げられなかった周東は、ダグアウトにもたれたまま、最後のバッターになった大谷の飛球を呆然と見上げていた。
じつは、ベネズエラ戦では周東の「幻のスタメンプラン」が首脳陣の間で浮上していたことも明らかになっている――その内情は、本編で詳しく語られている。
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この文章の本編は、以下のリンクからお読みいただけます。
