日本代表、2014年ブラジルへBACK NUMBER
サムライ達はなぜフランスに勝てた?
決勝点に出た“全員サッカー”の意識。
text by
二宮寿朗Toshio Ninomiya
photograph byTakuya Sugiyama
posted2012/10/15 12:25
「自分と(長友)佑都に加えて、ボランチ、トップが絡んだりしてもっとチームで攻守に連動したプレーをしないといけないと思っています」と次戦でのさらなる成長を語った香川。
16日のブラジル戦には、本田も間に合う見通し!
右ふくらはぎ打撲で大事を取った本田もブラジル戦には間に合う見通しで、フランス戦に出られなかったうっ憤を試合にぶつけてくるだろう。
乾、細貝のアピールは底上げを図るチームにとって収穫になったし、香川も自信を取り戻したに違いない。
チームが勢いに乗った形でポーランドに渡り、心身ともにいい状態だと言える。
ヴロツワフに渡った初日の練習はレクリエーション色の強いメニューも取り入れ、リラックスした雰囲気に包まれていた。
長友は意気込む。
「ブラジルはトップクラスの相手。世界との距離を測る上でも、どれぐらいの差があるのか分かると思う。世界との差は確実に縮まっていると思うけど、まだまだ差はある。次、ブラジルに勝って、みんな自信つけて、成長につなげたい」
高いレベルを目指すザックジャパンの面々はフランスに勝っただけで誰も満足していない。結果も内容も求めていく王国との一戦になりそうだ。