ロンドン五輪代表、最大の挑戦BACK NUMBER
清武、原口、山村不在のU-22代表。
関塚監督は11月の2連戦をどう戦う?
text by
佐藤俊Shun Sato
photograph byTakuya Sugiyama
posted2011/11/10 12:05
今回のメンバー発表では「いろいろな(戦術の)オプションを考えている」ことを強調した関塚隆監督。不動のキャプテンである山村が抜けた中盤には「東を1つ下げることもあるし、力をつけてきた丸山もやれる」としている
バーレーン戦を落とすと……あの2人が電撃参戦も!?
実は過去に、こんな事例があった。
2004年アテネ五輪最終予選、アブダビから戻った後、山本昌邦監督はホームでの3試合にアウェイに連れて行かなかった阿部勇樹と大久保嘉人を追加招集し、2勝1敗で乗り越えてアテネへの扉を開いた。その時、大久保と阿部が大活躍したのである。
今回、A代表の3次予選、北朝鮮戦から選手が帰国するのは、16日。27日のシリア戦まで時間も十分にあり、コンディション的な問題はまったくない。そこで清武と原口がA代表から電撃的に復帰し、ベストメンバーで戦う可能性はゼロではない。
いずれにせよ、アウェイのバーレーン戦で勝ち点1以上を得られるかどうか。それが、次のシリア戦の戦い方はもちろん、最終予選突破の大きなカギを握るのは間違いない。