奮起のベテランに若手も続く。五輪を見据えたW杯に注目！

　ベテラン2人が印象を残すとともに、女子の村田愛里咲が2試合ともに決勝進出。昨シーズンは一度も決勝に残れなかっただけに、成長の跡を見せた。19歳の村田は、今後が楽しみな選手。オリンピックへ向けての滑りが注目される。また、伊藤は夏場の故障の影響からか、初戦で予選落ちを喫したが、遅れを取り戻せるかどうかがバンクーバーの結果を左右することになりそうだ。

　一つ、残念なのは、前回のトリノ五輪で決勝に進出、バンクーバー代表も有力だった上野修の怪我だ。練習中に膝を痛めたもので、帰国後の精密検査を待たなければならないが、大事でないことを祈りたい。

　ベテラン、若手織り交ざった日本モーグルチーム。年明けの第3戦以降の滑りに注目だ。