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【動画】「滑っている時の拍手の大きさが指標に」宇野昌磨が明かす『Ice Brave』が「2」でブラッシュアップされた部分とは?「僕がソロで滑るのはやっぱり必要」《練習初公開&独占インタビュー②》

 宇野昌磨さんが率いるアイスショー「Ice Brave2」(11月1、2日の京都公演を皮切りに全国5都市で開催)がそのベールを脱ぎました。今回はNumberPREMIERのために練習を初公開。2名のスケーターを加えてパワーアップした8人の精鋭が、新たなプログラムや振り付けを交えて、ブラッシュアップした滑りを見せてくれました。開幕を間近に控えた宇野さんが、ショーへの思いをたっぷり語る50分のインタビューを、3回に分けてお届けします。
 パート2では前回の「Ice Brave」からいかに進化させるのか、その意気込みを中心に語っていただきました。パート1パート3も併せてご覧ください。京都公演後にも動画インタビューを公開予定です》

 今年6~7月に開催された「Ice Brave」では、ファンの熱い声援に後押しされて全力の演技を披露した7人のメンバーたち。公演を振り返った宇野昌磨は、まずはこう感じた。

「『Ice Brave』を終えてみると、目に見えて驚きを与えるということが、こういうイベントごとでは大事だなと感じました」

 その意味をこう解説する。

「1つ1つのフットワークが綺麗かどうかではなく、やっぱりお客さんを楽しませることや、全体をパッと見た時に『なんか遠くでワチャワチャしてるな』と感じさせないこととか、ライティングなどが入った時にどう感じるかとかが大切だなと。そういう経験をできたので、『Ice Brave』を始める前よりも全然不安はなく、あとは『この限られた時間の中でどういう意識をしてどういう練習をするのが一番良い方向に進むか』ということが分かってきました」

Takuya Sugiyama
Takuya Sugiyama

「Ice Brave2」をブラッシュアップさせていくにあたり、「1」の映像を見て振り返ることよりも、ショー当日の体感を思い出すことを大切にした。

「映像も大切ですけれど、やっぱり現地で実際に感じたことが意外と大事かなと。特に、滑っている時の拍手の大きさって、どんな印象を与えたかの指標でもあります。そういう点では、自分の感覚と、見ている人の感覚が結構近いなということを感じ取れたので、その感覚は今後も生かせていけるかなと思っています」

「ファンを楽しませたい」という一貫した思い

 第1弾に比べて何をブラッシュアップしていくのか、その方向性に自信が持てたという宇野。「ファンを楽しませたい」という一貫した思いを胸に、曲目の変更や、振り付けの進化に着手した。その変化の結果として、宇野自身の“滑る量”は増えたという。

「滑る量のカウントが難しいですけど、増えますね。ステファン(・ランビエル)がソロを滑ってくれていた部分をどう埋めるかと考えたときに、やっぱり僕のショーなので、僕を見に来てくれる人もたくさんいる。正直、僕自身はソロをやりたくないですが……やっぱり演出的にも見る人的にも、僕がソロで滑るのはやっぱり必要だなと思いました」

 前回のソロは2016-17シーズンのフリー「ブエノスアイレス午前零時」「ロコへのバラード」の1曲のみだっただけに、新たな演目への期待がさらに高まる。

「Ice Brave」のソロ演技 Asami Enomoto
「Ice Brave」のソロ演技 Asami Enomoto

 スケート人生の第2章として、宇野がさらなる躍進を誓うアイスショー。開幕に向けた思いを語る動画インタビューの2本目では、以下のことも語っている。

  • 「Ice Brave2」の選曲に向けての思い
  • 閉幕後に打ち上げをしないのが宇野流
  • 前回から曲の変更点は?
  • 「Narco」への特別な思い
  • 「ブエノスアイレス午前零時」「ロコへのバラード」を演じて感じたこと

「Ice Brave2」の開幕を間近に控え、プロスケーターとしての意識が溢れ出るインタビューです。ぜひご覧ください。(10月8日取材)

 

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photograph by Takuya Sugiyama

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