まず3月に現地ボストンで見た世界選手権について振り返ってもらいました。ショーをプロデュースするようになって、フィギュアスケートの見方も変わったそうで、「どういうものだったら観客を見たい気持ちにさせられるのかと考えるようになった」とのこと。
その視点で、イリア・マリニンの7本すべてのジャンプで4回転を跳ぶいわゆる「7クワッド」についての感想を問うと、現行のルール内でしっかり高い点数を出していること、ジャンプの素晴らしさを褒めつつも、「ただ、フィギュアスケートはスポーツでもありながら芸術性も大切。この人を応援したいと思わせるスケートができる人も増えていってほしい。スケート界もそういう部分を引き継いでいってもらいたい」と付け加えました。

その後、鍵山優真選手、佐藤駿選手との関わりや、彼らをどう思っているかについても詳しく話してくれたところで、いよいよ「Ice Brave」の話へ。初公開のものも含めていくつかの練習シーンを収めた映像や写真を、宇野さんの解説とともに見ていきながらショーの準備状況をうかがいました。
初めて務めるプロデューサーとしての仕事には様々な苦労があるそうですが、まずはコンセプトを決めるうえで自分自身について考えたそうです。
「大ちゃん(高橋大輔)、真央ちゃん(浅田真央)やゆづくん(羽生結弦)と比べた時に、どんなジャンルが自分の強みなんだろう」
セットリストを選ぶ過程で、力強い演目が残っていったことで、自分に自信があるのはそういう演目なんだということに気付いたと言います。自分を抑えないと「セットリストを全部言ってしまいそう」と苦笑いしながら、トーク内にいくつかの〝匂わせ〟があったようで、「今日の一連の話はめっちゃ面白い。ここにいる方がショーを見たら、笑うかもしれません」。

その他、「Ice Brave」については、以下のような話をしてくれました。
- キャストとのコミュニケーションの取り方
- ジャンプはどれくらい跳ぶの?
- ソロのプログラムはあるの?
- 元コーチで、今回のゲストスケーターでもあるステファン・ランビエールに対する期待と悩み
-
ギネス認定された4回転フリップ「裏話」とは
トークショーのもうひとつの大きなテーマ「宇野昌磨さんの思い出の楽曲」では、ノービス、ジュニア、シニアで踊ったすべての楽曲リストを見ながら、思い出深い楽曲を取りあげて当時のエピソードを話してもらいました。「Ice Brave」で使われる曲を予想して野口さんに話題を振ってもらったのですが、宇野さんの競技人生をしっかり振り返った、かなり聞き応えのあるパートになっています。

「Number」が撮影してきた秘蔵写真とともに、以下のような話が繰り広げられました。
- 4回転が跳べるようになるまでの道のり
- クリムキンイーグルは簡単!?
- 飛躍と失敗を繰り返して歩んできた競技人生
- ギネス認定された4回転フリップ「裏話」
- 4回転ループが「なんで跳べなくなったんだろう」
最後、会場にいたお客様からの質疑応答も、会場を大いに沸かせました。宇野さんの気取らず等身大の受け答えをする姿勢から、誠実な人柄を感じ取れるトークショーになりました。
「応援よろしくお願いします」にかわって、宇野さんが最後に残した言葉とは? ぜひ、アーカイブでご覧ください。
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