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【Podcast】「5人で戦ってしまった」6人中5人が日本人の難しさ…千葉百音に滲んだ“ベテラン感”、坂本花織「ちょうどよかった」とは?《GPファイナル女子総括&全日本展望》

GPファイナルの2週間後に全日本選手権が控える日程。ピーキングの難しさもあった
 長年フィギュアスケートを取材し、選手とも信頼関係が深いライター野口美恵さんをゲストに、取材の裏話やホットなトピックをマニアックに解説してもらうポッドキャスト番組「リンクの残響」。毎月、様々な角度からフィギュアスケートを掘り下げます。

 史上最多の日本選手5人が出場したグランプリファイナル女子。結果はアメリカのアンバー・グレン選手が優勝、千葉百音選手、坂本花織選手と続く形になりました。

「6人中5人が日本人で、ある意味全日本選手権のような形になってしまっていました。ここで上位に入らないと、という思いで固くなってしまい、5人の中で戦ってしまった印象です。結果として、のびのびと演技をできたアンバー選手の勢いがすごかったですね」

 アンバー・グレン選手は25歳ながら、SP、FSともに高さのあるトリプルアクセルをきっちりと決め、得点を伸ばしてきました。長い手足を使った大きな演技が素晴らしかったと野口さんは話します。

 日本選手の中では千葉百音選手の安定感が目立ちました。「夏ぐらいの早い段階で一度ピークを作ってしまい、シーズンイン直前ぐらいが一番落ちていたと思います。あえてそういう作り方をしてきているんですけど、すでにベテラン選手のピーキングの作り方なんですよね」。19歳、大学1年生の千葉選手の自立ぶりに野口さんも感心します。

 北京オリンピック後の主要大会ではすべて1位だった坂本選手については、「よくやりました」と野口さん。「ここまでずっと勝ってきて、ここで3位ぐらいがちょうど良かったと思いたいです」と重圧の中戦ってきた坂本選手を慮ります。本人は「イヤイヤ期に入っている」と独特の表現をしていたそうですが、演技時間の長いFSより、短いSPの方がきついと感じていることも明かしました。

 話題はほかにも

  • 樋口新葉選手の演技に「泣いちゃった」!
  • プログラムの完成度が一番高かったのは?
  • 吉田陽菜選手の精神力のすごさ
  • 松生理乃選手は「とにかく楽しんでいた」
  • 坂本花織選手の「今のベスト」とは?

などなど、さまざまなテーマにわたりました。

 全日本前に、改めて日本選手の戦いを振り返って気持ちを高めてください!(12月11日収録)

※ポッドキャストをお聴きいただけるのはNumberPREMIER会員限定で、このページ下部でご視聴いただけます。

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photograph by Asami Enomoto

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