「トライを取るのは年々難しくなっているんですよ」
山田章仁は、屈託なく笑った。
リーグワン2部の九州電力キューデンヴォルテクスに所属する山田は、1月6日に行われた釜石SW戦で、トップリーグ時代からの通算100トライを達成した。小野澤宏時、北川智規に次ぐ史上3人目の偉業だ。
山田は慶大を卒業後の2008年、当時は地域リーグにいたホンダに入団。1年でチームをトップリーグに引き上げ、翌'10年にはトップチームである三洋電機(現・埼玉パナソニックワイルドナイツ)に移籍し、'12年度と'17年度にトップリーグのトライ王に輝くなどトライを量産。'12年度の20トライはトップリーグ時代のシーズン最多記録だ。
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photograph by Nobuhiko Otomo