#1072

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「自主興行にして年間310大会」「海には警察がいないから」長与千種とライオネス飛鳥の<クラッシュ・ギャルズ裏話>

2023/04/30
左からライオネス飛鳥、長与千種
伝説の始まりから40年。そして2度目の解散から18年。2人が再び手を携える日がやってきた。たとえリングで戦うことはできずとも、「何か」が起こる予感とともに。クラッシュ・ギャルズ第3章の幕開けを飾る、復活対談。(原題:[クラッシュ・ギャルズ復活]長与千種×ライオネス飛鳥「あの頃の少女たちへ」Number1072号)

 1983年に長与千種(以下、千種)とライオネス飛鳥(以下、飛鳥)によって結成された「クラッシュ・ギャルズ」。一時代を築き上げたのち、'89年に1度目の解散。そして2000年に改称して再スタートを切った「クラッシュ2000」を'05年に解散してから18年。結成40周年の今年、ついに伝説のタッグがよみがえる――。

飛鳥 「2人でまた何かをやろうか」という話が出たのは、結成35周年のころだから、2018年かな。千種から連絡をもらったんだよね。でも、いろいろ話してるうちに、コロナ禍になったので、「いったん時を待とうか」ということになった。その後、後輩のKAORUが引退するときにも、クラッシュで何かをやろうかというプランが挙がったけど、復活する一発目はちゃんとした形のほうがいいんじゃないかと。

千種 アドバイスをもらったんだよね、とんちゃん(飛鳥の愛称)の会社の代表から。「2人が並ぶことの意味をしっかり考えなさい」って言っていただいて、「あー、そうか」と。あの言葉で、パッて目が醒めた。

飛鳥 自分たちが思ってる以上に、みなさんのクラッシュ・ギャルズをもう一度見たいという気持ちが強い。それに、気がつかなかった。2度目の引退から日が経ってしまったからこそ、また2人で並ぶことの重要性を感じているし、見てくれる方にとっても“あるべき形”じゃないといけないと思う。私はもう試合はできないけど、クラッシュなりの重要性を持たせるつもり。

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photograph by Shunichi Oda

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