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世界記録と日本記録。 ~マラソン、世界との差は?~

2019/11/26
コスゲイは2年連続でシカゴマラソンを制覇。2018年の優勝タイムは2時間18分35秒で、4分以上更新したことになる。

 マラソンは陸上競技の中で、世界記録が大幅に塗り替えられてきた種目だ。2000年以降で男子の世界記録は8回にわたって更新されてきた。女子のほうは'03年に英国のポーラ・ラドクリフが出した2時間15分25秒が破られないままだったが、'19年10月13日のシカゴ・マラソンで、ケニアのブリジット・コスゲイが、2時間14分04秒を記録して、16年ぶりに大きく世界記録を塗り替えた。

 ラドクリフの記録はロンドン・マラソンで出したものだが、'03年は男女混合のレースだったため、男子選手をペースメーカーにして走ることができた。コスゲイも男子のペースメーカーがいたレースで、ラドクリフの2時間15分台、コスゲイの2時間14分台は、男女混合レースという条件つきの記録ではあるが、女子だけのレースでも、'17年4月23日のロンドン・マラソンで、ケニアのメアリー・ケイタニーが2時間17分01秒を出していて、記録は伸びている。

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photograph by AFLO

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