【サッカークラブの複数運営】
運営のノウハウを蓄積し、複数のクラブで実践する――。そんな外食チェーンのごとき野望を掲げる経営者がいる。藤枝MYFCを社会人リーグからJリーグに昇格させ、国外のサッカークラブでも経営に進出する小山氏に聞く。
運営のノウハウを蓄積し、複数のクラブで実践する――。そんな外食チェーンのごとき野望を掲げる経営者がいる。藤枝MYFCを社会人リーグからJリーグに昇格させ、国外のサッカークラブでも経営に進出する小山氏に聞く。
毎年、巨額の赤字を垂れ流しても、親会社が補填してくれるから経営は安泰――万年赤字体質でもプロスポーツチームが存続できたのは、もはや遠い過去の話である。限られた予算を効率的に使い、最大限の費用対効果を追求するのが、今のプロスポーツチーム経営の鉄則だ。強化費を湯水の如く浪費してスター選手をかき集めるなんていう芸当ができるのは、ひと握りのチームだけだろう。
一方でサッカーJ3カテゴリーの創成などで、金銭的な参入障壁が下がってきているのも事実だ。たとえば'18年度のJ1クラブの平均事業規模は約41億円だが、J3は約4億3000万円。しかし、運営費用を工面できたとしても、スポーツチームには一般企業の経営とは異なるノウハウが必要だ。そもそも選手や監督はどこで集める?
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photograph by Satoshi Ashibe