【用具メーカーの選手担当】
自社のスポーツ用品をトップ選手に使用してもらう。多くのメーカーが実践している販促活動の1つだが、テニスの場合、担当者の仕事内容は、発掘から交渉、サポートまでとにかく幅広い。ラケットメーカーに聞いた。
自社のスポーツ用品をトップ選手に使用してもらう。多くのメーカーが実践している販促活動の1つだが、テニスの場合、担当者の仕事内容は、発掘から交渉、サポートまでとにかく幅広い。ラケットメーカーに聞いた。
どんなに優れた用具を作っても、良さを知られなければ使ってもらえない。テニスのラケットであれば、いかにスター選手と契約できるかが売上に大きく影響する。ヨネックスの下条紀臣はテニス国際選手担当として世界中を飛び回っている。
「選手とファミリーになってともに成長し、グランドスラム優勝を目指すのが私たちの仕事。ドイツ在住の担当者を入れた計3人で、下は12歳から上は大坂なおみ選手といった世界のトップまでカバーしています。年の約3分の1は海外ですね」
国際選手担当のタスクは、大きく3つに分けられる。1つ目はスカウトだ。
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photograph by Shinya Kizaki