選手と共にピッチを駆け回り、試合の秩序を支配する。若き“兼業公務員”が明かすレフェリーの実態とは?
MLBは今季からビデオ判定の適用範囲を、ほぼすべてのプレーに拡大することになった。否定的な立場をとってきたFIFAもビデオ判定の導入を議論の俎上に乗せようとしている。さまざまな競技でレフェリーの絶対的権威が揺らいでいるが、審判員だってにんげんだもの。ミスもするだろう。それにもかかわらず完璧さが要求され、些細な過ちを糾弾される。脚光を浴びることの少ない地味な仕事だが、責任はやたらに大きい。
26歳の森川浩次さんはJリーグ担当の最年少審判員で、'12年から主にJ2の主審を務めている。しかも、公立中学校の保健体育の教員との二足のわらじである。レフェリーと教師。どちらも重責だ。
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photograph by photographs by Satoshi Ashibe