博多の人・王貞治BACK NUMBER

「バカ野郎、今後一切、こういう発言をするな!」ホークス現監督が叩き込まれた“王イズム”の真髄「王監督じゃなきゃ、こんな強くなっていない」

posted2026/09/30 17:05

 
「バカ野郎、今後一切、こういう発言をするな!」ホークス現監督が叩き込まれた“王イズム”の真髄「王監督じゃなきゃ、こんな強くなっていない」<Number Web> photograph by Kazuaki Nishiyama

王が博多で築いたものが脈々とホークスに受け継がれ、今も小久保裕紀、城島健司たちによって伝えられている

text by

喜瀬雅則

喜瀬雅則Masanori Kise

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photograph by

Kazuaki Nishiyama

今やホークスでの年月がジャイアンツ時代を超えた王貞治の、博多での道のり。苦難の末に日本一を争うまでにホークスを育て、その弟子たちがついに宿願の打倒・巨人を果たした。王が伝えつづけ、いま小久保裕紀や城島健司らが継承する「王イズム」とは何なのか。〈連載「博多の人・王貞治」:全5回の5回目〉

 今回の「博多の人」の連載も、ひとまず、終わりが近づいてきた。

 最後に、王に関わるデータをもとに「王イズム」の“核”についてお話ししたい。

 ソフトバンク球団が、2025年に全国の20歳以上の男女計1000人を対象としたWEBアンケートを行っている。

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「王貞治」の認知度を把握し、今後のマーケティングに生かすためのデータ収集の目的があったのだが、その中で「王貞治氏のイメージ」を調査したデータがある。

世代によって異なる王のイメージ

 王貞治と聞いて、最初に思い浮かべることを自由に1つ以上書いてください。

 その設問への回答データが、実に興味深い。

(1)    ホームラン王(世界のホームラン王含む) 33.0%
(2)    読売ジャイアンツ(巨人含む) 21.6%
(3)    ソフトバンクホークス(ソフトバンク含む) 17.0%

 その「巨人」をイメージした方々の年齢層の違いが、顕著に表れている。

 20―29歳 11.5%
 30―39歳 12.0%
 40―49歳 21.5%
 50―59歳 29.0%
 60歳以上 34.0%

「ソフトバンク」をイメージした年齢層は、これと見事に逆転する。

 20―29歳 19.0%
 30―39歳 23.5%
 40―49歳 19.5%
 50―59歳 14.5%
 60歳以上 8.5%

「王=巨人」のイメージは、年齢層が高くなればなるほど、強く残っている。

 裏を返せば、若年層は、王が巨人で活躍していた頃を、もちろんリアルタイムで知らない。数字の上でしか、その偉大さを知らない。それは当然だろう。

【次ページ】 いまや巨人の在籍を超えた「ホークスの王」

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