熱狂とカオス!魅惑の南米直送便BACK NUMBER
「モリヤスの勝負眼を称えるべき」日本通ブラジル人記者がオランダ戦を斬る「モリタの序列が下がったから」遠藤航離脱→町野修斗招集もズバリ言及
text by

沢田啓明Hiroaki Sawada
photograph byKiichi Matsumoto/JMPA
posted2026/06/18 17:01
ブラジル人記者は2-2に追いついたオランダ戦、森保一監督の手腕を称えた
「それがよくわからないんだ(笑)。谷口彰悟がニアポストへと猛然とダッシュしてオランダ選手2人を引きつけ、鎌田がファンダイクを邪魔する動きをしたのは確かだけれど、ファンダイクがジャンプするタイミングを誤ったのかもしれない。こういう明確な説明がつかないゴールが生まれるところがフットボールの素晴らしいところなんだ(笑)」
モリヤスの手腕、勝負眼を称えるべき
――オランダでは、同じNECナイメヘンで控えCFの小川が日本代表に招集され、絶対的レギュラーであるMF佐野航大が落選したことを訝しがる意見があるようです。
「佐野航大は、招集されていておかしくない選手。でも、森保監督は小川を招集し、しかもこの重要な試合の勝負所で起用して結果を出させた。森保監督の手腕、勝負眼を称えるべきだろうね」
ADVERTISEMENT
――試合の流れとして、引き分けは悪くない結果だったとは思います。しかし、日本に勝つチャンスはなかったのでしょうか?
「2-2に追いついた後、アディショナルタイムを含めてまだ8分くらいあった。もしあの勢いで攻め続けていたら、逆転していたかもしれない」
――ただし、オランダの反撃を受けて失点していた可能性もあります。
「その通り。W杯初戦であり、勝ち点を積み重ねることが大事。無理に攻めず引き分けで良しとしたのは、間違っていないと思う」
――とはいえ、前提として選手の個人能力の差がある。オランダは人口が約1800万人だが、選手育成能力は世界屈指。W杯メンバー26人のうち世界最高峰のプレミアリーグでプレーする選手が実に15人。他の選手も、ほとんどが欧州主要国の強豪クラブでプレーしている。
「欧州クラブでプレーする日本人選手は激増しているが、率直に言って、個人能力の点で世界の強豪国とはまだ多少の差があるのは否めない。それを組織力、戦術的完成度の高さといったチームとしての総合力で補っているのが現在の日本代表なんだ。それはそれで素晴らしいことなんだけどね」
試合をこう振り返ったチアゴ記者は、日本代表の各選手をどう評価・採点しただろうか。〈つづきは下の【関連記事】へ〉

