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瀬古歩夢は濡れタオル、後藤啓介はクーラーボックスを手に走った「中継に映らなかった」ベンチ組の奮闘秘話…オランダと森保ジャパンの“決定的な違い”
posted2026/06/18 11:06
日本vsオランダ。前半のハイドレーションブレイクで話し合う日本代表の選手たち
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矢内由美子Yumiko Yanai
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JIJI PRESS
2度のビハインドを2度とも追いつき、2-2で貴重な勝ち点1を手に入れた北中米W杯グループステージ初戦のオランダ戦。特に、日本代表がダラスの地で格別のしぶとさを見せたのが後半43分の2度目の同点シーンだ。後半21分に投入されたMF伊東純也の右CKに合わせて、同30分から途中出場したFW小川航基が強烈なヘディングシュートを打ち、これがMF鎌田大地の頭に当たってゴール。日本は2-2に追いついた。
強豪を相手に劣勢をことごとく跳ね返すタフな戦いができたのはなぜか。記者席から見えたのは、ベンチスタート選手たちによる献身的なサポートと、途中出場の選手たちの活躍だった。
瀬古の濡れタオル、後藤のクーラーボックス
前半23分に設けられた3分間のハイドレーションブレイク。そこで見られた光景が日本代表の強さの秘密を象徴していた。
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ベンチスタートのDF瀬古歩夢が引き揚げてくるMF久保建英や鎌田らの首筋に冷たい濡れタオルを掛けて回る。ベテランDF長友佑都は大きな声で仲間を鼓舞し続ける。小川は先発のFW上田綺世に身振り手振りを交えながら熱心に助言を送っている。
ハーフタイムになると、FW後藤啓介がクーラーボックスを抱えて全力で走り、引き揚げてきた選手たちに次々とペットボトルの水を手渡した。強豪を相手に勝ち点1をもぎ取った戦いの裏には、ピッチに立つ11人だけではない、ベンチメンバーを含めたチーム全員の力があった。
瀬古はハイドレーションブレイクでの行動について、「スタートから出ている選手たちをどれだけサポートできるかはベンチにいるメンバーの役割でもある。何かしたいというより、するべき。チームがより良い方向へ進めるようにしただけ」と振り返った。“特別なことをした”という感覚はまったくなかった。
「自分が出ている試合の時には、ベンチの選手たちが水を渡してくれたり、いろいろやってくれる。このチームはそれを当たり前にできるチームだと思っている」
その言葉には、日本代表が長年積み上げてきたチームビルドに対する誇りがにじんでいた。

