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「プロになるのは、やめた方がいい」医師から突然の宣告…久保建英らと日本代表でも活躍“広島の超速FW”を襲った病魔の正体「正直、まさか…と」

posted2026/06/18 11:02

 
「プロになるのは、やめた方がいい」医師から突然の宣告…久保建英らと日本代表でも活躍“広島の超速FW”を襲った病魔の正体「正直、まさか…と」<Number Web> photograph by (L)AFLO / (R)Tomosuke Imai

W杯代表である久保建英や菅原由勢らとともにアンダー世代で長らく活躍した桂陸人。かつての天才FWを苦しめた病とは?

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別府響

別府響Hibiki Beppu

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(L)AFLO / (R)Tomosuke Imai

 サッカーの北中米W杯が6月11日に開幕した。14日に初戦を迎えた日本代表チームは、強豪クラブ所属の選手も多く「過去最強」とも言われている。一方で、そこにはたどり着けなかった多くの天才たちがいるのもまた、サッカー界の現実だ。果たして彼らはどんな思いでこのW杯を目にするのか。代表選手たちとアンダー世代で鎬を削った、ある天才サッカー選手の物語。《NumberWebインタビュー全3回の2回目/つづきを読む》

「保留」

 それが、トップチームへの昇格を目指した18歳の桂陸人にクラブが下した評価だった。

 サンフレッチェ広島のユースチームでは、主力として活躍していた。年代別の日本代表にも、選ばれ続けてきた。それでもなお、トップチームへの昇格には「待った」がかかったのだ。

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「高校3年の7月にU-18のクラブユース選手権があって、早い人だとその後にはもう声がかかるんです。その年は3位だったんですけど僕はそこでも結構、活躍できた自負があって。ちょうどその時期って大学からも声がかかり始める頃なんですけど、僕はもちろんトップチームに行きたかったし、行けるとも思っていたので……全部断っていました」

 ところが選手権が終わり、同期の何人かに声がかかっても、桂には一向に朗報が来ない。

 ほとんどの昇格選手に声がかかり始める8月になってもまだ、チームから昇格の知らせはやってこなかった。かわりに言われたのが「何回かトップチームの練習に参加して、練習試合に出て、もっとプレーを見たい」という予想外の言葉だった。

「簡単に言えば、保留ですよね。トップチームに上げるかどうか、まだ決めきれないと」

トップチームの練習で感じた“違和感”

 試合で結果は出していた。それでも即昇格の評価が得られなかった。そんなモヤモヤを抱えながらトップチームの練習に参加する中で、桂の心境には変化が訪れたという。

「保留期間にトップの練習やゲームに参加する中で、『やれないな』と思ったんですよ。それは実力的な部分よりも、チームの方針としてです。当時は外国人選手で前は固めていましたし、仮に調子が良くても『使われないんだろうな……』と思ってしまった」

【次ページ】 葛藤の末に…選んだ進路は「順天堂大学」

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