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巨人監督人事“最大のナゾ”「じつは過去に監督オファー」実現しなかった“2人の名前”…阿部慎之助辞任で崩れた「条件は生え抜きのエースか4番」説を追う
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岡野誠Makoto Okano
photograph byJIJI PRESS
posted2026/05/30 06:50
巨人監督監督の謎を追う…。写真は松井秀喜と原辰徳(2015年撮影)
「OB監督が増加」他球団の様子
ヤクルトは84年途中から中西太、土橋正幸、関根潤三、野村克也と15年間も他球団出身の監督が続いた。しかし、野村がリーグ優勝4回でチームの基盤を築くと、以降27年間で外様は高田繁(08~10年途中)しかいない。
広島は昭和の頃、根本陸夫など外部招聘をした時期もあったが、75年にルーツ、野崎泰一の後を受けた古葉竹識がリーグ優勝4回で赤ヘル旋風を巻き起こして以降、OB以外の指揮官は2008年のリブジー代行の3試合のみ。平成令和のOB監督比率は99.9%に上る。
DeNAは断トツでOBの割合が低い。昭和は17.4%。三原脩や別当薫など外様政権が長期に渡るなか、75年に“生え抜きエース”の秋山登が就任。だが、2年間Bクラスに低迷すると、再び外様に任せた。平成もその傾向が続いたが、2016年以降はラミレス、三浦大輔とOBが監督に。この10年でAクラス7回と成績が安定したため、今年の新監督にOBの相川亮二を起用できたのだろう。
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つまり、どの球団も外様監督は応急処置であり、理想は「生え抜き監督」なのだ。そして、巨人という常勝チームはカンフル剤を使う必要がなかった。川上哲治や藤田元司の後釜に、自軍の大スターである長嶋茂雄や王貞治を据えるのは自然な流れであり、昭和の頃は「巨人の監督は生え抜きのエースか4番でなければならない」という説自体がなかったように思われる。
通説から外れた監督…誰にオファー?
ただ、他球団と比較すれば少ないだけで、巨人も応急処置を要する時はあった。実は、その頃に「生え抜きのエースか4番」という「現在の通説に該当しない者」に監督のオファーをしている。
1988年、巨人は6月にクロマティ、7月に吉村禎章というクリーンアップがケガで長期離脱を余儀なくされ、オールスター後に中日に首位を明け渡した。すると、王監督の進退問題がメディアを賑わせる。
優勝の望みが薄くなった8月25日、ナゴヤ球場での中日戦前にフロントの戸田久雄編成本部長、岩本堯一軍担当が、広岡達朗に接触を試みた。すると、その日のうちに情報が漏れ、新聞記者に知れ渡った。若林敏夫広報室長は、著書にこう書いている。


