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「そこはちょっと不満です」今季1軍登板なし、DeNA藤浪晋太郎が本音を明かした「(球速は)もっと出せるよなって…」日本復帰から1年、32歳の現在地
posted2026/07/07 11:04
DeNA2年目。2軍で戦い続ける藤浪晋太郎の現在とは?【全2回】
text by

佐井陽介Yosuke Sai
photograph by
KYODO
◆◆◆
時計の針は午後9時を回っていた。ナイター終了の前後から小雨が落ち始め、さらに湿気が増していく。そんな不快指数がウソであるかのように、藤浪晋太郎はカラッと爽やかな笑みを浮かべて、横須賀スタジアムの出口から歩いてきた。
やはりこの日の投球内容に納得しているのだろう。
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取材する側の勝手な想像は、恥ずかしながら早合点に過ぎなかった。
右打者への制球も安定していた
7月1日、藤浪はファームの中日戦で6回無失点の好投を披露した。被安打3、6奪三振で、課題の制球面も2四球と安定していた。付け加えれば、中日はスタメン打者9人のうち4人に右打者を起用しており、右打者に対する危険な抜け球があったわけでもなかった。それどころか、ストレートで右打者のバットをへし折ってゴロアウトを奪う場面も2度あった。
中でも、こちらが注目したポイントはファウルで粘られ続けても根負けせず、最後は曲がり球で空振り三振を奪った2度のシーンである。
3回1死三塁では1番の左打者に1ボール2ストライクから3球ファウルで粘られたあと、内角低めのカットボールで空振り三振に仕留めている。自身のけん制悪送球でピンチを拡大した直後だったが、動揺することなく、むしろギアチェンジした印象さえ受けた。
一方、4回1死走者なしの場面では右打者にフルカウントから3球粘られながら、外角低めへのカットボールでバットを振らせた。課題とされている右打者への制球も、少なくともこの日に限れば大きな抜け球は見られなかった。
