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小笠原慎之介…3A→2Aは降格?「実はメジャー昇格にメリットも」球速、奪三振率アップ重視の米球界に葛藤も「僕は結局、野球が好きなんです」 

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山田結軌

山田結軌Yuki Yamada

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posted2026/04/07 11:02

小笠原慎之介…3A→2Aは降格?「実はメジャー昇格にメリットも」球速、奪三振率アップ重視の米球界に葛藤も「僕は結局、野球が好きなんです」<Number Web> photograph by Getty Images

今シーズンはナショナルズ傘下2Aからメジャー昇格を目指す

 パワー野球全盛のメジャー。小笠原はいわゆる軟投派として、生きる道を探る。球速の差をつけ、打者の目線を変え、緻密にコントロールする。そのすべてが噛み合わなければ、スラッガーたちの餌食になる。球威が勝負の一番手ではない以上、いかに打者のタイミングを崩し空振りさせるか、あるいはバットの芯から大きく外れた部分で打たせて詰まらせるか。それが全てだ。

「結局、野球が好きなんですよね」

 昨シーズンは、2度目のメジャー昇格した8月から2カ月間はリリーフとして複数イニング、回跨ぎをこなした。8月以降の21試合で無失点は10試合。手応えを得た一方、結果を残し続ける厳しさも思い知った。

 2年目にあたり、マイナー降格を受け入れ、米球界で投げ続ける覚悟を決めた。理想は、シーズン中のメジャー昇格と来季以降も米球界で投げ続けること。オフにはフリーエージェントになる。すんなりとメジャー契約のオファーを受けるとは思っていない。マイナー契約だったとしても、メジャーへのチャンスを感じながらマウンドに上がらなければアメリカで投げ続ける意味はない。

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「僕は結局、野球が好きなんですよね。どんなことでも野球がうまくなるために考える、トレーニングする、投げることが好きです」

 20代前半の若く有望な、そして才能あふれる選手たちと過ごし、戦う日々。小笠原は、自らの生きる道を信じ、左腕を振る。〈前編も公開中です〉

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「何の意味があるのだろう、という疑問を…」小笠原慎之介が明かすジレンマ「球団方針との板挟み」「練習量が物足りない」メジャー昇格目指す2Aのいま

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