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メジャーリーグPRESSBACK NUMBER
「高校野球では登板わずか1イニング」無名の161km右腕にダルビッシュ有が唸った「球は本当にメジャーレベル」侍ジャパンの“隠し球”21歳の現在地
posted2026/04/11 11:02
まさに「幻の侍ジャパンメンバー」だった21歳の右腕、バルザー・ブライアンとは?
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph by
JIJI PRESS
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投げる球はメジャークラス。あとは怪我をせずに経験を積み、一定の結果と内容を示し続けるのみだ。21歳のバルザー・ブライアンについて、パドレスは早ければ2027年シーズン中、あるいは2028年でのメジャー昇格を見込んでいる。まだ実績はないが、それだけ潜在能力を評価されているということだ。
日本プロ野球(NPB)のドラフトにかからず、マイナー契約した右腕。トミー・ジョン手術から20カ月ものリハビリ期間を経て、公式戦でローテーションを任されるようになったのは、昨シーズンからだ。バルザーがその過程を明かす。
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「1週間ごとに5球、5球、5球と試合での球数を増やすんです。最初は50球から始まったんですけど、55、60、65、70球ってどんどん増えていきました」
米球界の細やかな育成段階
米球界では、マイナーのカテゴリー、特に20歳前後の育成過程を過ごす選手は球団がトレーニングの負荷を管理する。バルザーは昨年の5月中旬は6イニング、球数は90球に至った。前年の2024年は2イニングが上限だったが、マイナーでの2シーズンを経て先発投手としての水準をクリアした。
そのうえで球団からはノルマを示された。春季キャンプでは投手コーチ、フロントのスタッフ、球団の栄養士らが同席し約40分間のミーティングが行われた。トレーニング方針、必要栄養の理解を含む食事の管理、そして試合でのストライク率の目標値などが定められた。
「初球のストライク(インゾーン率)は65%以上とか、1ボール1ストライクのカウントでは65%という目標です」

