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「何の意味があるのだろう、という疑問を…」小笠原慎之介が明かすジレンマ「球団方針との板挟み」「練習量が物足りない」メジャー昇格目指す2Aのいま
posted2026/04/07 11:01
ナショナルズ傘下2Aからメジャー昇格を目指す
text by

山田結軌Yuki Yamada
photograph by
AFLO
米球界で2年目のシーズンとなる小笠原慎之介投手は、ナショナルズ傘下のマイナー2Aハリスバーグ・セネターズで2026年の開幕を迎えた。3Aから2Aへいわば“降格”した左腕は今、どのような思いを抱え何と向き合っているのか。その現在地をMLB担当の山田結軌記者が取材した。〈全2回の前編/後編も読む〉
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キャンプ中盤の3月下旬、左腕を訪ねた。フロリダ特有のスコールで激しい雨が降ったかと思えば、まぶしい陽光がグリーンの芝生を照らす。やや蒸し暑くなった日、軽めの練習を終えた小笠原慎之介が取材に応じてくれた。
「きょうはもう練習もトレーニングもするな、帰って休めと言われちゃって。普段、たくさん練習しているんだから休め、と言われてリカバリー中心の日でした。外でのキャッチボールもなし、ですね」
ナショナルズの新システム
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雨が上がったタイミングで次々に投手陣がキャッチボールをするため、外野フィールドに出てきた。どの投手も右腕や左腕に黒いサポーターをつけている姿が気になった。一方で小笠原はコーチ陣の指示でほとんど野球の練習を行わない日だったようだ。この光景の理由には、生まれ変わろうとするナショナルズの新システムがある。
「去年(小笠原自身が)やってきたことや(自主トレなど)日本でやってきたことは分かっている。でも、フロントの顔ぶれがガラッと替わったので、フロントのやりたいこと、フロントが決めた方針に従うのはチームで決まっていること。だからそれもやってほしい、とコーチから言われているんです」
