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「最悪の成績でしたね?」「あの失点は防げたはず」トゥヘル監督に10人以上の記者から厳しい質問…森保ジャパンに“まさかの敗北”、英代表会見の険悪ムード
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NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph byAFLO
posted2026/04/01 17:27
日本に敗戦した直後の記者会見。頭を抱えるイングランド代表トーマス・トゥヘル監督
「日本代表についての印象で、変わった点と変わらなかった点は?」
トゥヘルはここで言葉に力を込めた。
「予想通りでした。深いビルドアップにおいて、3-2から4-1、3-1(※編注 最終ラインの枚数とその前に位置する中盤の枚数)と様々なバリエーションを持つ。さらにサイドに開いてスペースを作り、外から内へと展開してこちらの最終ラインを越えてくる。日本はよく組織されたチームです。非常に激しく、対戦するには非常に複雑です」
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称賛だった。しかし同時に、「失望することはあっても、驚きはありませんでした」とも語った。
「あの失点は防げたはずです」
ある記者がこう切り出す。
「敗戦は残念でした、トーマス」。そして「なぜ(モーガン・)ロジャースがしていたように、(フィル・)フォーデンは裏への抜け出しをしなかったのか」という質問に対し、戦術家らしく詳細を淡々と説明し続けた。
会見終盤、日本人記者が三笘薫の名前を口にした。
「(決勝ゴールを決めた)ミトマはどんなレベルにあるか? ミトマをどう評価しているか?」
トゥヘルは失点シーンを具体的に振り返った。
「あの場面は6対3でこちらが数的優位な状況でした。あのゴールは、防げたはずです。われわれに100%のインテンシティがあれば」
それは失点への悔恨だった。しかし続けてこう言った。
「ミトマのレベルについては、疑いなくトップレベルです。それは確かです」
10人以上の記者が矢継ぎ早に質問した会見は15分で終わった。トゥヘル監督の前に行われた森保一監督の会見が約25分間行われ、日本人記者から静かな祝福ムードが漂ったのとは対照的だった。
トゥヘルは短く、しかし的確に答え続け、そして去った。「今回のマッチウィークのみで私たちが定義されることはない」という言葉を残して。


