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「ユイトお前マラソン選手だな!」サッカー日本代表MF鈴木唯人…久保建英や南野拓実との違いとは「自分はゴリゴリと」〈vsスコットランド戦スタメン予想〉 

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ミムラユウスケ

ミムラユウスケYusuke Mimura

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photograph byDefori Images/Getty Images

posted2026/03/28 17:01

「ユイトお前マラソン選手だな!」サッカー日本代表MF鈴木唯人…久保建英や南野拓実との違いとは「自分はゴリゴリと」〈vsスコットランド戦スタメン予想〉<Number Web> photograph by Defori Images/Getty Images

ドイツ2年目で進境著しい鈴木唯人。日本代表スコットランド戦スタメンが濃厚だ

「ユイトは、もはやマラソン選手だな!」

 それが今シーズンのフライブルクにおける鈴木の日常である。だが、ただ闇雲に走っているわけではない。彼には、走り方の「哲学」がある。

「走って、戦って、守備して……というのを自分の中ですごく考えてやっているところで」

ラスト10~20分は本当に死にそうだったんですけど

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 攻撃の選手として技術で違いを生む前に、まず守備でチームに貢献する。その意識がベースにあるから、90分間のどの時間帯でも強度が落ちない。

 先に触れたELを挟んだ4連戦の最後の試合がザンクト・パウリとの試合だった。トップ下を務める鈴木と同じ2列目でプレーする選手たちが途中交代する一方で、ピッチに立ち続けた。

「ラストの10分、20分は(疲労で)本当に死にそうだったんですけど……」

 本人はそう苦笑いするが、それでも残り12分の時点で30m近い距離をドリブルで運び、逆転ゴールを呼び込んだ。「死にそう」なくらい息があがっても、判断は鈍らなかった。

 限界のその先で違いを生み出せる選手が、今の鈴木だ。

 攻撃的MFとしてのドリブルやパスセンスに目が行きがちだが、彼はまず守備から自分のゲームを組み立てるメンタリティを身につけてきた。それを支えているのが、ブンデスリーガの高い強度だ。デンマーク時代との成長速度の違いを語るとき、彼の言葉には実感がにじむ。

「選手はやる環境によって伸びるスピード感、完全に違うなと思っていて。デンマークで2年目のシーズンと、ブンデスでの今シーズンとでは、間違いなく成長曲線が変わってきています」

本人が思う久保、南野との違いとは

 ただ、鈴木が強調するのは走る量だけではない。

「高いインテンシティーの中で高い質を保って、それを1試合でできる選手はいるけど、コンスタントに毎回続けるのはすごく難しいと言われていて。最近はそこを自分に課しているところで」

 だからこそ今回の日本代表におけるスコットランドとイングランド戦の2連戦では、鈴木がキープレーヤーになる。

 球際の激しさ、空中戦の強度、切れ目のないプレッシャー……そういった部分で彼らが日本代表を圧倒しようとしてくるのは間違いない。そんな相手に対して、運動量で負けていては話にならないからだ。

 だからこそ、鈴木唯人に大きな期待がかかる。

【次ページ】 先発予想:唯人の“相方”は誰になるのか

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