- #1
- #2
サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「アオは改善しなければならない点が」“リーズで序列が下がった”27歳日本代表MFに指揮官と英記者ズバリ…田中碧本人も自覚「まだ足りないものが」
text by

ジョン・ブルーウィンJohn Brewin
photograph byRobbie Jay Barratt - AMA/Getty Images
posted2026/03/30 17:00
スコットランド戦に先発した日本代表MF田中碧。リーズで出番が限られているが、現地英国記者はどう見ているのか
田中はそんなチーム事情により序列を下げてしまったが、今でもリーズがボールを持って主導権を握る試合では、ひときわ輝きを放つ──昨季のチャンピオンシップの試合のように。
だがプレミアリーグでは、リーズは忍耐力を試されるような展開になることが多く、田中の最大の特長であるテクニックやパスワークは生かされにくい。
言うまでもなく、プレミアリーグとチャンピオンシップの間には、大きな溝が横たわっている。なかでもゲームスピードの違いは顕著で、田中自身、シーズン前半戦にこう語っている。
ADVERTISEMENT
「現状、自分にはまだまだ足りないものがあるけど、いずれ楽しめるようになるはず。フットボーラーとして自分に必要なことを見極め、すべてに挑戦していきたい」
ただリーズ復調の際、中心だったのは田中だった
ただし、リーズが今季中盤戦で復調した際、その中心にいたのは田中だった。
11月の4試合に全敗した後、指揮官が4バックから3枚の守備陣に変更した12月3日のチェルシー戦で、彼はアンパドゥ、シュタッハと3人で中盤を形成し、43分には鋭い弾道のシュートでチームの決勝点となるプレミアリーグ初得点を記録。さらに翌節のリバプール戦では、後半途中から投入され、試合終了間際に左足のボレーシュートで劇的な同点ゴールを奪っている。
どちらのゴールの後も、多くのチームメイトが一目散に田中のもとへ駆け寄り、盛大に祝福している。できるかぎり英語でコミュニケーションを取ろうとするナイスガイは、リーズの仲間にもファンにも愛されているのだ。そしてふたつのビッグクラブからの勝利と引き分けに大きく寄与した田中は、進退を危ぶまれていたファルケ監督の首を繋いだ選手と評されている──その指揮官にベンチスタートを言い渡されている現状を見れば、皮肉と言えるかもしれないけれども。
「自分たちは絶対に諦めない」
田中は同点ゴールを決めたリバプール戦後のテレビインタビューで言った。彼が英語で発したその言葉こそ、リーズとそのサポーターが尊ぶスピリットだ。田中は若者が多いリーズのファンのカルトヒーローであり、その多くが彼をもっとピッチで見たいと願っている。
アオには改善しなければならない点が
ただし当然、田中が納得させなければならないのは、現場を取り仕切る指揮官だ。ファルケ監督はこの日本代表MFを、こんなふうに評している。

