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「WBC他プールのレベルが違う」「こんな状況で大丈夫か」大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚の3発が覆い隠した侍ジャパン“軟投派を打てない”問題 

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広尾晃

広尾晃Kou Hiroo

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posted2026/03/20 11:03

「WBC他プールのレベルが違う」「こんな状況で大丈夫か」大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚の3発が覆い隠した侍ジャパン“軟投派を打てない”問題<Number Web> photograph by Hideki Sugiyama

韓国戦、大谷翔平の同点弾。しかし相手先発の成績を振り返ると、日本打線がつながって奪った点ではなかった

 初戦でチェコを11対4で下すと、日本戦は初回から点を取り合う打撃戦の末に6対8で負ける。台湾戦は延長10回、タイブレークの末に4対5で敗れる。最終戦、失点率によってわずかに決勝トーナメント進出の可能性がある中、オーストラリアに7対2で勝利して4大会ぶりの1次ラウンド突破を決めた。中軸を担ったLGツインズのムン・ボギョンのフルスイングは強烈だった。

 韓国と同じ2勝2敗だが、1次ラウンドで敗退した台湾はすさまじい数のファンが押し寄せた。

 2024年のプレミア12の優勝を受けて台湾は野球ブーム。台湾の旅行エージェントがツアーを企画したようで、東京ドームの外ではバスで乗り付けた台湾人の団体客が点呼を取っていた。

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 台湾戦の観客はすべて4万人以上。そんな中でオーストラリアに0対3で負け、日本にも0対13と惨敗したが、チェコ戦は14対0で圧勝してうっ憤を晴らし、韓国戦は大接戦の末に5対4と破り、2勝2敗とした。韓国戦に先発した日本ハムの古林睿煬は見事な投球をした。

他プールで“レベルが違った”4カ国

 そんな中で、日本は4連勝でプールCを勝ち抜けた。それは素晴らしいことではあるが、今回、Netflixで他のプールの試合を見ると――率直に言って「野球のレベルが違う」のではないかという印象を持った。

 特にプールBのアメリカ、イタリアとプールDのドミニカ共和国、ベネズエラである。

 アメリカのポール・スキーンズはメキシコ戦で立ち上がりから160km/h近いフォーシーム、158km/hのツーシーム、150km/hのスプリッターを投げていた。ドミニカ共和国の救援投手ファン・メヒアはニカラグア戦で、160km/hのフォーシームと140km/hのスライダーで打者を翻弄していた。

軟投派にも“MLB流の野球”にも苦しんだ

 一方で侍ジャパンのNPB選手は、韓国の先発コ・ヨンピョの投じる140km/hの速球を攻めあぐんでいた。3回の大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚の1イニング3本塁打が覆い隠しているが、コ・ヨンピョ相手の安打はこの3本のみだった。

 さらに控え選手主体とはいえ、最速127km/hのチェコ先発、オンジェイ・サトリアから点が取れなかった(4.2回を6安打3奪三振無四球)。軟投派に苦しみ、率直なところ「こんな状況で大丈夫なのか」と思った。

 もう一つは、MLB流の野球に対する適応の問題である。

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#2に続く
WBCピッチクロックに飛ぶボール「日本野球には日本野球の良さが」で済まされない“MLBルール”の現実…大谷翔平と鈴木誠也は「OPS1、2位」だが

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