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「あれは最悪の選択だった」米メディアが指摘のWBC侍ジャパンの敗戦“決定的瞬間”…「選出可能な投手はいたはずだが…」ライバル国も訝しむ“球速問題”

posted2026/03/19 12:08

 
「あれは最悪の選択だった」米メディアが指摘のWBC侍ジャパンの敗戦“決定的瞬間”…「選出可能な投手はいたはずだが…」ライバル国も訝しむ“球速問題”<Number Web> photograph by Nanae Suzuki

WBC決勝ラウンドの準々決勝でベネズエラに敗れ、呆然とする日本ベンチ。ライバルでもあった米国メディアはその敗戦をどうみたのか

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一野洋

一野洋Hiroshi Ichino

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Nanae Suzuki

 マイアミの夜、ゲームセットの瞬間に広がったのは、単なる敗北の空気ではなかった。

 そこにあったのは、もっと根深い違和感だったのかもしれない。ベネズエラに5対8で敗れた準々決勝。侍ジャパンの連覇は潰えた。

 そして、そのベネズエラは決勝でアメリカを下し、そのまま世界の頂点に立った。

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 この結果は、日本の敗戦が“単なる一敗”ではなかったことを、より鮮明に浮かび上がらせている。米メディアが注目したのはスコアではない。「なぜ負けたのか」という問いの、その中身だった。

 MLB公式や『ESPN』の報道は、比較的シンプルに日本の敗戦を伝えていた。

 ロナルド・アクーニャJr.、ウィリエル・アブレイユ、マイケル・ガルシアらを擁するベネズエラ打線の爆発力。そして中盤以降に試合を支配したブルペンの差。5回から6回にかけての集中打が、すべてを決定づけた。

 だが、この試合の本質はそこだけではない。端的に言えば、敗因は「日本がベネズエラと同じ土俵で戦ってしまった」ことだった。

 本来、日本が得意としてきたのは、守備と機動力を軸にしたスモールベースボールだった。だが、今大会では長打力を前面に押し出した編成と戦い方を選択した。問題は、その選択が「徹底されていなかった」ことにある。

米誌が「今のやり方では通用しない」と辛口評

 より踏み込んだ論調を展開したのが、『ニューヨーク・ポスト』だった。

《ラインナップの中で信頼できるメジャー級の打者は、大谷翔平、鈴木誠也、吉田正尚の3人のみ。この「ビッグ3」と他の選手との差は歴然としていた。全勝で勝ち上がったグループステージでさえ、脇を固める選手たちの中に「どんな手段を使ってでも出塁する」「確実にランナーを進める」という役割を徹底できる者が少なすぎた》

【次ページ】 なぜ無死一塁で若月はバントを選択したのか?

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