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「まだ今で良かった」鎌田大地も久保建英も…日本代表“ケガ続出問題”キャプテン遠藤航が旧知の記者に語る「調子はだいぶ」リバプールでの現状は?
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山中忍Shinobu Yamanaka
photograph byJFA/AFLO
posted2026/02/11 11:01
北中米W杯に向けて負傷者が続出する日本代表。自身の現状とともに遠藤航が旧知の記者に語ってくれた
まず、1月24日のプレミアリーグ第23節ボーンマス戦(2-3)である。前半34分、CBジョー・ゴメスの負傷により、最終ライン中央に投入された。その4日後、CLリーグフェーズでのカラバフ戦(6-0)では、キックオフから4分で緊急出動することになる。1度目のスプリントで大腿部を痛めたジェレミー・フリンポンに代わり、右SBでほぼフル出場となった。さらには中2日のニューカッスル戦、後半42分とはいえ本職のボランチとして、1カ月ぶりとなるホームでのリーグ戦勝利を締めくくった。
CBでもSBでも、別に悪いとは思っていない
怪我からの復帰自体は、ピッチに戻る12日前、FAカップ3回戦バーンズリー戦(4-1)で叶っていた。まだ、チーム練習に参加できるようになって日が浅かったが、チームも故障の重なったDF陣が手薄。攻撃志向のアルネ・スロット監督も、持ち駒では貴重な守備の人を、用心の「御守」のようにベンチに入れた。
「別に悪いとは思っていない。CBで出た時も、SBで出た時も」
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3試合のパフォーマンスについて、こうサラッと言った遠藤だったが、頼られた側の責任は重かったはずだ。
ボーンマス戦は、2点ビハインドの状態でベンチを出た。雨風の中、点を取るしかないオープンなピッチ上へと、CBとしてである。結果的には、最後のロングスローから3点目を奪われてしまったが、チームは後半35分までに2点差を追いついていた。
カラバフ戦は、プレミアでトップ4を逃せば“スロット監督の今季限り”があり得ると噂される中で迎えていた。CLで見てもプレーオフに回る事態を避けるためには勝利が必須。その状況で遠藤は、スクランブルで右SBとして送り出され、最終的には大勝して3位でリーグフェーズを終えた。
コンディションは上昇…“出場時間問題”については?
一方で年明けのリーグ戦では、5試合続けて勝ち星なし。6試合連続を経験した72年前は2部降格の運命を辿った史実を報じられるなど、危機的ムードが煽られていた。そんな中で遠藤は、投入された役割や時間にかかわらず、事もなげに仕事をしたのだった。
「(割と長く)2試合に出たから、コンディションはだいぶ上がってきた」
そう自己認識する遠藤は、巷で話題に上がりがちの出場時間の懸念についても本心を語る――。〈つづく〉

