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「焦りはなかったです」黒田朝日は大学三大駅伝「9区間で6回も区間賞」の衝撃…“ハチマキ姿で激走”岡山の高校生が箱根駅伝のスターになるまで
posted2026/01/24 17:00
箱根駅伝などで圧倒的な存在感を見せた黒田朝日
text by

NumberWeb編集部Sports Graphic Number Web
photograph by
Yuki Suenaga
あらためて見るとスゴい三大駅伝の成績
<名言1>
僕はそれをお膳立てした、ってことになるのかな。
(黒田朝日/NumberWeb 2024年1月4日配信)https://number.bunshun.jp/articles/-/860244
◇解説◇
2026年初頭の箱根駅伝で、一躍時の人となった黒田朝日。18日、出身地・岡山チーム(玉野光南高校時代には3000m障害を主戦場に、全国高校総体にも出場した)の一員として3区を走った全国都道府県対抗駅伝でも注目を浴びた。
ただ彼の大学駅伝の実績は、この1年間だけではない。
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〈黒田の大学三大駅伝、各学年成績〉※は当時の区間新
【1年】出場なし
【2年】
出雲2区:区間賞(16分08秒)
全日本2区:区間2位(31分09秒)※
箱根2区:区間賞(1時間06分07秒)
【3年】
出雲3区:区間3位(23分55秒)
全日本4区:区間賞(33分03秒)※
箱根2区:区間3位(1時間05分44秒)※
【4年】
出雲6区:区間賞(29分15秒)
全日本7区:区間賞(49分31秒)※
箱根5区:区間賞(1時間07分16秒)※
すべてが区間3位以内、9区間のうち6区間で区間賞は、あらためて凄まじい。
今からさかのぼること2年前、黒田は青山学院大学の新エースとして2区を任され、見事区間賞に輝いた。当然のごとく、多くの取材陣から質問が飛んだ。
「監督からの指導で、自分に生かしていることはありますか?」
この質問に対して黒田は困ったような表情をし、「そうですね……。うーん」と言って考え込んでしまったという。
20年かけて原晋監督が築き上げた青学の強さの秘密は、意外にも「寡黙」な指揮官の姿にあった。黒田がようやく口を開いた答えが、エース区間の走者らしからぬものだった。

