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「34歳はもうおじさん」青学大・原晋監督が説く“大迫傑超え”の必要性…教え子・黒田朝日と狙うマラソン「2時間3分台への確信」と日本陸上界への喝 

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涌井健策(Number編集部)

涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui

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photograph by(L)JMPA、(R)Nanae Suzuki

posted2026/01/22 17:06

「34歳はもうおじさん」青学大・原晋監督が説く“大迫傑超え”の必要性…教え子・黒田朝日と狙うマラソン「2時間3分台への確信」と日本陸上界への喝<Number Web> photograph by (L)JMPA、(R)Nanae Suzuki

「マラソンで2時間3分台を狙う」という青学大の原晋監督と黒田朝日の師弟コンビ

「長距離界全体を駅伝と調和した形で…」

「だからこそ(長距離界)全体のメカニズムをもっと実業団駅伝、箱根駅伝と調和した形で作っていかないと。12月初旬開催の福岡国際マラソンも極端だと思います。マラソンは、箱根駅伝が終わった後、1月、2月、3月で開催するようにして欲しい。こういった全体のメカニズムをコーディネートしていかないと。これは組織論、仕組み作りですよ。それをやれる人材が日本の中にいないっていうことかもしれません」

 ここで1つ質問を挟んだ。

――監督は関東学連の駅伝対策委員としても、年末に発表した4年に一度の全国化など仕組み作りに携わってらっしゃると思いますけど、実業団も……

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 これは質問の途中で言葉を重ねられ、遮られた。

「私は関東学連の駅伝対策委員長ですから。今回も”変革”をやりましたけども、いい仕組みが出来上がってくると思います。やっぱりリーダーによって変わってきます。関東学連の領域は私が変えます。ただ、日本陸連では私は全く無役ですから。外野から言うだけですよ(苦笑)」

 原監督の言う「変革」とは、12月25日に発表された箱根駅伝のレギュレーション改革だ。これまで5年に一度だった記念大会を4年に一度としてオリンピックに合わせ、2028年1月開催の104回大会には25校と日本学生選抜チームの計26チームが出場。予選会には2024年の100回大会同様に全国の大学が参加可能となる。そして通常大会も2029年1月開催の105回大会から3増の23校と関東学生連合チームとするというものだ。

 発表を受けて以下のようにポストをしている。

《昨年度初代箱根駅伝対策委員長に任命され様々な改革に尽力してきました。本日プレス発表出来た事大変嬉しく思います。植田会長はじめとする執行部の方々や学生諸君、警視庁神奈川県警、東京都神奈川県両知事のご理解ご協力の賜物だと深く感謝申し上げます。メリークリスマス!》

 この後、囲み取材は青学大チームの進化、4年生の貢献、食事面の充実などに移っていったが、最後にマラソンに関する発言で疑問に残った部分がどうしても聞きたくて、終盤で再度質問をぶつけた。

――マラソンの話に戻ってしまって恐縮ですが、先ほどの2時間3分台を出す教え子というのはシン・山の神、黒田朝日選手を想定されていますか?

「はい、そうですね。彼は出すと思います。(2月の)別大はまだ準備期間が足りないので、もう一度6分台、自己ベストに近いところで走って欲しいなと。そして、今年の9月になるか、来年の9月になるか分かりませんけども、まぁ来年かな、ベルリンで2時間3分台を出したいと思っています」

【次ページ】 34歳の選手が「いつまでも日本ナンバーワンじゃ…」

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