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「トラックで『世界を目指す』って…その概念をどうにかした方がいい」青学大・原晋監督が熱弁のワケは? 名伯楽が「箱根から世界へ」幻想をバッサリの真意 

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涌井健策(Number編集部)

涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui

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posted2026/01/22 17:05

「トラックで『世界を目指す』って…その概念をどうにかした方がいい」青学大・原晋監督が熱弁のワケは? 名伯楽が「箱根から世界へ」幻想をバッサリの真意<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

箱根駅伝後には日本長距離界の強化指針についても熱弁をふるった青学大の原晋監督。マラソンシーズンに向けて青学勢の更なる活躍はあるか

 そして冒頭のように「スピードで世界を目指す」と言う姿勢に対して、苦言を呈した上で、こう続けた。

「箱根も勝てずに、世界を目指せるはずはないだろ、と。駅伝という世界でも最大級のコンテンツ、日本最大級のスポーツコンテンツがあるんだから、実業団も大学も、この駅伝コンテンツをもっともっと盛り上げるような仕掛けをしていかないと、日本長距離界はダメになりますよ」

「世界に挑む必要はない」…その真意は?

 駅伝を中心にすべきということはわかるものの、意図を理解仕切れない部分があったため、質問をしてみた。

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 この発言の直後、原監督は「こういうことを言うと、またおもしろおかしく書くんだろうけど」とメディアを牽制(?)していたので、真正面からこの話題を取り上げたいと思ったからだ。

――年末、10000mとマラソンで日本記録が更新されました。ただ世界陸上の結果や世界ランキングを見ると相対的に日本の男子長距離陣の立ち位置は下がっている感じもします。世界に挑むという意味では、日本は厳しい立場に立たされているのではないでしょうか?

「挑む必要はないんですよ」

 即座に否定された。そして頭に「?」が浮かんだ。

 すると原監督が続けたのは、驚きの言葉だった。

「なんで10000mで挑まなきゃいけないんですか。必要ない。マラソンで挑めばいいんですよ――」

<次回へつづく>

#2に続く
「34歳はもうおじさん」青学大・原晋監督が説く“大迫傑超え”の必要性…教え子・黒田朝日と狙うマラソン「2時間3分台への確信」と日本陸上界への喝

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