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叫べ「宇宙〜!」DeNAのロマン砲・井上絢登3年目の爆発なるか…一軍定着・レギュラーめざし「長打を狙いすぎず、欲を捨てていきます」 

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石塚隆

石塚隆Takashi Ishizuka

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photograph bySankei Shimbun

posted2026/01/12 11:02

叫べ「宇宙〜!」DeNAのロマン砲・井上絢登3年目の爆発なるか…一軍定着・レギュラーめざし「長打を狙いすぎず、欲を捨てていきます」<Number Web> photograph by Sankei Shimbun

2年目の昨季、プロ初本塁打の翌日にも2号を放ち、決め台詞の「宇宙!」を叫んだ井上。しかしその後は当たりが止まってしまった。3年目の一軍定着へ、決意を語った

「インパクトに一歩目を合わせる指導をしていただいて、ミスが少なくなりました。まだまだ捕球やスローイングなど課題はありますが、細かいところに集中して、高めていけたらと思っています」

 この秋の練習試合、井上は打席に入らず守備だけで参加する特別ルールの試合を経験した。そこで感じたのは、プレーにおける思考と集中力だった。

「どうしても守備のときにバッティングのことを考えてしまっていたのですが、そのゲームを経験して思ったのは、バッティングのことを考えないと守備で一球一球集中できたということです。やっぱりこれぐらい集中しないといけないと思ったし、切り替えは重要だなとすごく思いました」

勝負の3年目に見せたい「結果」

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 学びの多かった2年目。これを生かすも殺すも3年目の今季にかかっている。井上は真剣な眼差しで言うのだ。

「フェニックスでは自分の課題に向き合って収穫もありましたし、一軍の試合では波をいかに小さくするかといった重要性を1年目より深く知ることができたので、めちゃくちゃよかったと思っています。3年目の今シーズンは、一軍定着はもちろん、レギュラーを獲れるように頑張りたいです」

 そう言うと井上は数秒黙り込み、再び口を開いた。

「やっぱり結果の世界ですし、率を残さなければ生き残れないので、欲を捨てて、長打を狙い過ぎずヒットをとにかく打てる選手になりたいと思っています」

 欲という魔物。井上のよさを消してもらいたくはないが、今は一流へと歩む過渡期なのだろう。あれこれ試して、まずは結果を求めることだ。ただ、井上が小さくまとまってしまうことはないだろう。なにせスケールの計り知れない天然無垢の“宇宙”なのだから。2026年シーズン、果たしてどんな“コスモワールド”を展開してくれるのか、今から楽しみだ。

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