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箱根駅伝で青学大・原監督が“まさかの采配”「自分も驚きました」青学大“最強世代のエース”が10区起用のナゼ「自信を持って送り出してくれた」
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和田悟志Satoshi Wada
photograph byYuki Suenaga
posted2026/01/04 11:05
青学大3連覇のゴールテープを切った2年生の折田壮太。次世代エース候補を10区に配置した指揮官の思惑は…?
青学大は分厚い選手層を誇るチームゆえ、一度大きなミスがあると再び出番を勝ち取るのがなかなか難しい印象がある。だが、折田は見事に短期間で挽回し、箱根の出番を勝ち取った。
「ゴールテープが見えて、その奥にチームメイトが見えて、頑張ってきて良かったという気持ちと安堵感だったんですかね。自分自身もよく分かっていないですけど、溢れてくるものがありました。でも、最後は笑顔でゴールするって決めていたので、拭って、もう1回ラストスパートを切りました」
鳴り物入りで常勝軍団の一員になり、当然重圧もあったのだろう。「ラスト3kmでタイムを上げられなかったところは課題」と言いつつも、ようやく納得のいく走りを見せることができて、ほっとしたのは当然のことだった。仲間からの信頼を取り戻すにも十分な活躍と言えた。
「4年目、誰世代になっているのか楽しみに…」
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大エースの黒田朝日が卒業する来季、箱根で4連覇を果たすには、その穴を埋めなければならない。その役割の一端を折田は担うことになるだろう。
「飯田、小河原、佐藤愛斗をはじめ同期には負けていられないですし、“一番になる”という思いを全員が持って、最終的には大手町で青山学院が一番になれればいい。
“折田世代”なのか“飯田世代”なのか、みんな“〇〇世代”って言われたいと言っているので、4年目、誰世代になっているのか楽しみにしてほしいです。切磋琢磨して全員で強くなっていけたらいいのかなと思います」
来季は、強力なルーキーが入る早稲田が注目を集め、多くの主力が残る中央や國學院も手強そうだ。それでも、折田はライバル校に覇権を渡すつもりはない。
「青山学院は4連覇まではありますが、5連覇、6連覇はないので、それに挑戦していきたい」
折田をはじめ2年生世代が本領を発揮し始めた青学大もまた、しばらくは手強い時期が続きそうだ。

