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「日テレさんに『1秒どうにかなりませんか?』って…」箱根駅伝「シン・山下りの神」になり損ねた男が語った“まさかの言葉” 「やっちまいました」
posted2026/01/03 19:55
6区で区間賞を獲得した創価大の小池莉希。前回大会で樹立された驚異の区間記録にあと1秒と迫った
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涌井健策(Number編集部)Kensaku Wakui
photograph by
Nanae Suzuki
「いやー、やっと区間賞獲れましたよ」
1月3日、大手町。箱根駅伝ゴールの余韻が残る中、「おめでとう」と声をかけると創価大・小池莉希が笑顔になった。
「出雲、全日本の2区では区間賞がとれなかったので、ようやくなんですけどね」
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6区山下り、小池は「神」になり損なった。56分48秒という見事なタイムで区間賞を獲得するも、なんと前回大会で青学大・野村昭夢が樹立した区間記録にわずか1秒及ばなかったのだ。駒大のゲームチェンジャー・伊藤蒼唯に2秒競り勝ち、チームのシード権獲得に大きく貢献した走りの評価は揺らがないものの、「1秒」はいかにももったいなく思えた。
走り終わった直後、日本テレビの区間賞インタビューでも独特のキャラクターが炸裂した。
「日頃支えてくださる方に恩返しができました」と殊勝な言葉を並べた直後に、アディダスの左右色違いのシューズを持って「目立ちたい性格なので、この靴で区間賞をとれてうれしいです」とアピール。そしてこんな名言(?)が続いた。
「この1秒を削れないのが小池莉希です」
全国のお茶の間に「?」が浮かんだのは間違いない。
「神レベル」の区間記録に肉薄…その内幕は?
何があったのか。その1秒は削り出せなかったのか。ハイコンテクストなコメントはどう読み解けばいいのか。本人が6区起用の舞台裏、そしてレース中の心の動きを踏まえて、一問一答で明かしてくれた。
――6区のエントリー、驚きました
「ですよね!! めちゃくちゃ往路を走りたかったんですけど、練習しているうちに、これは自分の走りを活かせるし、区間記録も狙えるな、と。また6区の方が、区間偏差値というか、他の大学と差を広げられるのではないかと思ってきたんです」

