箱根駅伝PRESSBACK NUMBER
箱根駅伝で青学大・原監督が“まさかの采配”「自分も驚きました」青学大“最強世代のエース”が10区起用のナゼ「自信を持って送り出してくれた」
text by

和田悟志Satoshi Wada
photograph byYuki Suenaga
posted2026/01/04 11:05
青学大3連覇のゴールテープを切った2年生の折田壮太。次世代エース候補を10区に配置した指揮官の思惑は…?
出雲駅伝の不本意な走りから立ち直ることができたのは、チームの垣根を越えた同期の存在も大きかった。
「出雲駅伝でやっぱり苦しい結果となった、東洋の松井海斗や駒澤の桑田駿介は、都大路(全国高校駅伝)でも一緒に戦ってきた選手で、プライベートでご飯に行く仲です。この箱根でもう一度、同期の05世代(2005年生まれ)の選手たちと共に輝きたいという思いがありました」
箱根で復活の兆しを見せた「2年生世代」
出雲では、松井が1区11位、桑田は3区9位と、折田と同じように、力がありながらも結果が振るわなかった。それが今回の箱根では、松井が1区3位と好走。桑田は花の2区を担い、区間8位ながら1時間6分19秒の好記録をマークし、それぞれ活躍を見せた。
ADVERTISEMENT
さらに、出雲で1区区間賞の活躍を見せた中大の岡田開成からは、こんな激励も受けていた。
「出雲が終わった後に、岡田が『折田、待ってるよ。もう1回、戻ってこいよ』と声をかけてくれたんです。本当に、こんなところで挫けちゃいけない、箱根が終わって大手町でみんなともう1回会いたいなと思いました。出雲は確かに苦しい結果、悔しい結果になったんですけど、引きずることなく、切り替えて前を向くことができました」
そんな同期たちの存在に発奮した折田は、11月に快走を連発。全日本大学駅伝は出走が叶わなかったが、その1週間後の宮古サーモン・ハーフマラソンでは1時間2分51秒で優勝を果たした。
さらに、11月22日のMARCH対抗戦では公式戦で初の1万mで27分43秒92のハイパフォーマンスを披露。チーム内では黒田朝日に次ぐ好記録をマークした。今回の箱根で黒田を5区に配することができた要因として、原監督は「MARCH対抗戦で27分台が続出したこと」を挙げていたが、折田もまたその一人だった。

