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<WBCに電撃参戦>カーショウが大絶賛していた山本由伸の投球術…息子にもアドバイス「あの投げ方は最高のお手本だ。真似をすればいい」
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笹田幸嗣Koji Sasada
photograph byGetty Images
posted2026/01/17 06:00
カーショウと熱い抱擁をかわす山本由伸。WBC電撃参戦が発表されたレジェンド左腕は山本の投球を大絶賛していた
「多くの投手に完投する力は今でもあると思う。時代の流れが違うだけだ。責任を持たせれば、9回まで投げられる力を持っている投手は多いと思う。でも、優秀な救援陣が控えているのも事実だし、打者が3巡目、4巡目となれば、違うタイプの投手を見せるのも戦略の一部だ。でも、山本ならば150球だって投げられる」
カーショウの長男チャーリー君は大の野球好きとして知られ、父は球場に子を連れて現れ、フィールドでは親子でキャッチボールをする姿がよく見られる。
そのカーショウがチャーリー君に送った言葉は有名だ。
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「とにかくヤマ(山本)のキャッチボールを見たらいい。あの投げ方は最高のお手本だ。真似をすればいい」
このオフ、カーショウはハリウッド俳優ロブ・ロウがホストを務める『Literally! with Rob Lowe』に出演。その際にも称賛を続けた。
「僕らはもっと日本式を学ばないといけない。ヤマはウエイトトレーニングをほとんどしない。それなのに体幹がものすごく強く、可動域が広い。信じられないような動きがたくさんできる。そして、あの投げ方は本当に美しい。力みがまったくなく、とにかく再現性が高い」
山本のピッチングは野球界のヒントになる
そして、通算25完投を記録した223勝左腕がワールドシリーズで残した言葉は、球界関係者の心に大きく響いた。
「ポストシーズンで2試合連続完投が見られるなんて、まったく思ってもいなかったよ。でもこれは『野球が本来の姿に戻る兆し』なのかもしれない。先発投手同士が真っ向勝負し、試合終盤まで投げ合う姿はいつだって魅力的だ。今回の山本のピッチングが将来の野球界へのヒントになるかもしれない。私はそれを願っている」
先発完投への回帰。山本のマウンドの傾斜と自重を使った並進運動から生み出される投げ方は、筋力に多くを頼らない。ゆえに球数を投げても体への負担は少ない。そして、反動を使わない投げ方は目線がぶれず、制球が安定する。その結果、球数減少へと繋がり、完投能力が高まる。今季限りで引退するレジェンドが残した言葉は関係者の胸に突き刺さった。
更に、今回のワールドシリーズでは『日本の投手文化』を称える声が聞かれた。
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