- #1
- #2
サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
日本代表「北中米W杯でベストなキャンプ地」はどこ? 2試合行う街・ダラスの“理想の施設”が実は「ポット1のあの強豪国」に取られそう問題
text by

佐藤景Kei Sato
photograph byGetty Images
posted2025/12/26 11:07
日本がグループステージ2試合を行うダラスには、このトヨタスタジアムという絶好のキャンプ地候補があるのだが、日本代表が使える可能性は低そうだという。そのわけは……?
そのことを十二分に理解しているからだろう。森保監督は、今月5日の抽選結果、そして翌6日の試合会場決定を受けて早速、キャンプ地を視察している。
ここで改めて日本のグループステージの日程と試合会場を確認しておきたい。
・第1節(6月14日):日本対オランダ/アメリカ・ダラス『AT&Tスタジアム』
試合開始:15時(現地時間)
・第2節(6月20日):日本対チュニジア/メキシコ・モンテレイ『エスタディオBBVA』
試合開始:22時(現地時間)
・第3節(6月25日):日本対欧州プレーオフB勝者/アメリカ・ダラス『AT&Tスタジアム』
試合開始:18時(現地時間)
日本が戦うエリアは中部地域
ADVERTISEMENT
西部地域、中部地域、東部地域と3つに分けられた北中米W杯の開催地のうち、日本はグループステージの3試合をいずれも中部地域で戦うことになった。国をまたぐことにはなったものの、地域をまたいで戦うことはなく、時差の影響を受けずに済む。アメリカはサマータイムがあるため、モンテレイとの時差は1時間あるのだが、特別な調整を求められるほどではないだろう。
世界最速で予選を突破したこともあり、スタッフは早い段階からキャンプ地候補を視察してきたが、中心となって準備を進めてきた松本良一コーチは今夏の取材の中で、場所だけに限れば「(開催地域全体の)真ん中に当たるカンザスシティーあたりにキャンプ地を取りたい」と話していた。それは移動時間と時差の影響を抑えるためだ。
図らずも日本は『真ん中』でグループステージを戦うことになり、その点では希望通りの抽選結果になったと言える。ただ、松本コーチの発言の意図はグループステージに限ったものではない。その先まで見据えたものだった。

