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日本代表「北中米W杯でベストなキャンプ地」はどこ? 2試合行う街・ダラスの“理想の施設”が実は「ポット1のあの強豪国」に取られそう問題 

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佐藤景

佐藤景Kei Sato

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posted2025/12/26 11:07

日本代表「北中米W杯でベストなキャンプ地」はどこ? 2試合行う街・ダラスの“理想の施設”が実は「ポット1のあの強豪国」に取られそう問題<Number Web> photograph by Getty Images

日本がグループステージ2試合を行うダラスには、このトヨタスタジアムという絶好のキャンプ地候補があるのだが、日本代表が使える可能性は低そうだという。そのわけは……?

 しかし、すでに伝えられるところでは日本と同様にダラスでグループステージ2試合を戦うグループJのアルゼンチンも希望している模様で、日本と同じグループFのオランダもカンザスシティーのキャンプ地が本命である一方で、FCダラスの施設にも興味を示しているようだ。

実はポット1の国にキャンプ地選択の優先権がある!?

 FIFAが用意するキャンプ地は、ポット1のチームがその選択に関して優先権を持つ。森保監督がダラス以外のキャンプ地を視野に入れているのはそうした理由からだ。12月中に日本の希望を伝え、来年の1月中に決定する見込みだが、現状では日本がダラス以外の場所を選ぶ可能性は高い。仮に同じポット同士で競合した場合には、試合会場までの移動距離なども考慮され、最終的にFIFAが判断することになる。

 ダラス近郊で、FIFAのキャンプ地リストにあるのは、スティルウォーターやタルサ、カンザスシティー。近隣都市のヒューストンやサンアントニオ、オースチンも日本のキャンプ地候補に入っているかもしれない。あるいは時差の問題さえクリアできているなら、多少ダラスから遠くなっても、試合に臨む準備と試合後のリカバリーを考え、設備面を重視してその他の中部地域を選ぶ可能性もある。

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「あらゆる事態を想定して第一候補、第二候補、第三候補くらいは持っておきたい」と、松本コーチは話していた。森保監督も「優先権はポット1にあるので、一点買いしておくと、プランが全部崩れてしまう。そうであれば、次のオプションを考えて、最適な方で落ち着いて(キャンプを)やるということも考えていきたい」と語っている。

失敗しないキャンプ地選びができるか

 場所と気候、設備の充実度、宿舎の状況も含めて、日本は満足のいくキャンプ地を選べるかどうか。

「決勝戦が行われるメットライフスタジアムにも最後に行ってきました。まだサッカー仕様にはなっていなくて、アメリカンフットボール仕様でしたけど、すごく大きなスタジアムで、とても雰囲気は良くなるだろうなと。決勝の舞台を目指しながら、目の前の一戦を、本当に厳しい戦いを、勝っていきたいという思いになりました」

 森保監督は今回の視察の最後に決勝の地に立ち寄ったという。2026年7月19日にニューヨーク(ニュージャージー)を目指す戦いは、すでに始まっている。

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北中米W杯「絶対に失敗しないキャンプ地選び」とは? その必須条件を過去大会の失敗に学ぶ「ホテルで一般客が…」「試合会場までの時間が…」

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