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プレミアリーグの時間BACK NUMBER
「鎌田、嫌われているのでは」かつては英国ファン不満露わも…鎌田大地「少なからず学べている」ゴールでもアシストでもないプレミア適応の核心
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山中忍Shinobu Yamanaka
photograph byRyan Pierse/Getty Images
posted2025/12/20 17:01
痛い負傷離脱となった鎌田大地だが、1年間でロンドン南東部クリスタル・パレスでの評価を高めた
2-1で勝利した一戦で、鎌田はチーム最多となるタックル成功5回をマークし、後半アディショナルタイム6分にも果敢なプレッシングで敵の反撃を牽制していた。もしこの姿勢がなければ、退場者2名を出して9人になっていたパレスが、逃げ切れたかどうかは怪しい。最後に相手CBヤン・ポール・ファン・ヘッケのファウルを誘って退場に追い込み、数的不利を軽減したプレーは、守備面でのアシストも同然だ。
2024-25シーズンのFAカップ決勝では、毎年のようにタイトルを獲得するマンチェスター・シティを下した。中央でコンビを組んだアダム・ウォートンにパス能力を発揮させる献身の90分間とともに――エベレチ・エゼ(現アーセナル)が奪った決勝ゴールのきっかけは、センターサークル内で体勢を崩しながらも、ワンタッチでCFジャン・フィリップ・マテタへと届けた鎌田のパスだった。
パレスファンからは、こんな絶賛の声もあった。
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「昨季FAカップの準決勝と決勝では、ベストプレーヤーの1人」
クラブ史上初の主要タイトル獲得という最高の結末を経て、鎌田は在籍2年目の今季、さらにチーム内での存在感を高めていく――。
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