「2人には少しガッカリ」「マエダは試合を閉める際に最適」トルシエが生観戦した日本代表をガチ評価…「サッカー大国との差は現実にある」 

「南野拓実はどちらの試合もトップフォームではなかった。久保も個の能力は疑いないが、チームへの貢献という点では十分とは言えなかった。彼の個の力を、もっとコレクティブな面で貢献できるようにしなければならない。堂安もこの2試合に限っては、特別素晴らしかったわけではない。ただそれは、日本にまだ進歩の余地があるということだ。森保はこの6試合で、さまざまな情報を得られた」

サッカー大国に追いついてないところはある

――言いたいことはよくわかりました。それではこの2試合で、森保監督率いるチームは戦術やマネジメントにおいて進化したといえますか。 

「ガーナもボリビアも、日本を混乱に陥れることはなかった。ガーナ戦は、日本には簡単で余裕が感じられた。ボリビア戦は行き詰まっていた。自分との戦いに直面しなければならなかったからで、自らの哲学との戦いだった。そのために前半は試合が停滞した。数的優位も想像力も欠如し、見るべきものは何もなかった。それでも2試合をトータルで見たとき、どちらもクリーンシートを実現した。それぞれ2得点と3得点で失点はゼロ。日本は圧倒的な強さを見せた。

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　ただ、現実としてヨーロッパや南米のサッカー大国に追いついていないところは確かにある」

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