「オオタニにもう1打席！」マンシーもスミスも…“驚愕の75.7％”大谷翔平、山本由伸だけでない崖っぷちのWS連覇ヒーロー「惜しいのはロハスが」

由伸も大谷も朗希も素晴らしかったが

　優勝パレードから約1週間経っても、トロントとLAを舞台に行なわれたワールドシリーズの激闘が余韻として残っているのを感じる。

　山本由伸の連日にわたる熱投を見せ、大谷翔平と佐々木朗希も重要な局面で役割を果たした。その日本人3人の活躍だけで盛り上がるのはもったいなさすぎるほど、名勝負が連続した。カナダ国民の思いを背負ったブルージェイズ、それに対して土俵際でことごとく粘って世界一連覇を果たしたドジャースの激闘を思い出せば、日本での注目度も上がったのは当然である。

　両チームの選手が世界一を目指して粉骨砕身した記憶は今も強く残るが……データの最先端であるメジャーリーグは、彼らの活躍を数値化し、数字で裏付けしようとしている。

シャンパンファイトでの大谷　©Getty Images

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　MLB公式サイトではオンライン投票で選出する「Player of the Game」という、各試合におけるMVP的な表彰があり、さらには3人の「Top Performers」も選ばれている。「Player of the Game」の後ろには「WPA（勝利貢献確率）」という指標が示されている。WPAを簡単に説明すると〈その選手のプレーでどれだけチームが勝つ確率を増減させたか〉を数値化している。各試合で誰が選ばれたのか。WS全7戦ではドジャースだけでなく、ブルージェイズから選出された選手も見ていこう。

“ブルージェイズ優勢”だったことがわかる人選

〈WSブルージェイズ戦〉
第1戦●4－11
Player of the Game バージャー ＋4.8%
Top Performers カーク、バージャー、バーショ
第2戦○5－1
Player of the Game 山本 ＋35.3%
Top Performers 山本、スミス／ガウスマン
第3戦○6－5
Player of the Game 大谷 ＋75.7%
Top Performers 大谷、クライン／カーク
第4戦●2－6
Player of the Game ゲレーロJr. ＋17.2%
Top Performers ゲレーロJr.、ビーバー／大谷
第5戦●1－6
Player of the Game イェサベージ ＋27.7%
Top Performers イェサベージ、ゲレーロJr.、シュナイダー
第6戦○3－1
Player of the Game 山本 ＋25.8%
Top Performers 山本／ガウスマン、バージャー
第7戦○5－4
Player of the Game スミス ＋31.3%
Top Performers マンシー／ビシェット、シャーザー

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