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「オオタニにもう1打席!」マンシーもスミスも…“驚愕の75.7%”大谷翔平、山本由伸だけでない崖っぷちのWS連覇ヒーロー「惜しいのはロハスが」 

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茂野聡士

茂野聡士Satoshi Shigeno

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photograph byAFP/JIJI PRESS

posted2025/11/09 11:01

「オオタニにもう1打席!」マンシーもスミスも…“驚愕の75.7%”大谷翔平、山本由伸だけでない崖っぷちのWS連覇ヒーロー「惜しいのはロハスが」<Number Web> photograph by AFP/JIJI PRESS

ワールドシリーズで殊勲の働きを見せた正捕手スミスを迎える大谷翔平。各選手が持ち味を発揮してのドジャース連覇だった

 一方で第3戦でロングリリーフに成功したクライン、ワールドシリーズ計74イニングで正捕手を務めつつ連覇を決める決勝弾を放った正捕手スミス、ポストシーズンに強いエドマンやキケ、さらにはここぞの一発が効いたマンシーらも名を連ねている。

 つまりは崖っぷちに立ちながらも日替わりヒーローが生まれて、接戦を制してきたとも表現できる。

マンシーが語った“あの追撃弾”のホンネ

 マンシーと言えば第7戦の8回、2点ビハインドで迎えた中で、彼らしい高弾道でライトスタンドに突き刺した。この一打についてマンシーは「Foul Territory」というメディアのオンライン取材にこう答えている。

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「それで少なくともショウヘイに、もう1打席が保証された。なので僕は『オーケー、絶対に勝てるチャンスがあるな』って思ったんだ」

 結果的に9回、マンシーが期待を寄せた大谷ではなく、9番を打つロハスに起死回生の一発が出るのだから、野球は筋書きのないドラマと言える。

ロハスもキケもエドマンもカーショウも

 一方で、第7戦でロハスの名が「Top Performers」にないのは、なんとも惜しい。

 WPAに難点があるなら「守備時の評価は投手だけに計上する」ところにある。

 なのでエドマンやキケ、ロハスにパヘスの超ファインプレーに、ボールがフェンスに挟まった瞬間にアピールした守備固めのディーンの好判断は数字に表れていない。投手陣だと課題のリリーフ陣で気を吐いた(乱闘にもなりかけたが)左腕ロブレスキー、第3戦で満塁の大ピンチを切り抜けて有終の美を飾ったカーショウ、そして何より第3戦と第7戦のブルペンに入った(そして第7戦は連投)山本由伸の献身ぶりは、もっと評価されてほしいが……とも思う。

 だからこそ、レギュラーシーズンからポストシーズン通じて活躍した山本が、ワールドシリーズMVPに選ばれて本当に良かった、と実感する。

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