「じ、実力不足って…」藤井聡太六冠が伊藤匠二冠に敗れて“衝撃発言”「卓球姿にはホッコリ」「女流2強もスゴい」観る将マンガ家が描く将棋界 

2）女流棋士の“2強”も熱い

　「2強」と言えば、女流棋士の絶対的な存在、西山朋佳女流二冠と福間香奈女流六冠も、それぞれ未踏の域へと歩んでいます。2人がタイトルを争った第5期白玲戦では、西山女流二冠が4勝2敗でタイトルを防衛。さらには女流王将戦では第1局を落としたもののそこから連勝。女流タイトル初挑戦となった中七海女流三段を振り切り、防衛を果たしました。

　なお西山女流二冠は白玲4期となり、あと1期で通算5期で獲得となる永世称号「クイーン白玲」となります。6月に行われた総会で決定した“棋士フリークラスに編入できる権利”にあと1つと迫ったことになります。さらに福間女流六冠も10月6日に行われた王位戦で浦野真彦八段に勝利し、直近の公式戦を10勝5敗としたことで自身2度目の棋士編入試験受験の権利を手にしました。

「そもそも、2度目の編入試験の権利を手に入れたことが安定してお強い証拠だよね。同じ女性としてホントに尊敬します……」

2025年10月のハイライト（全3枚の2枚目。イラストはまだまだ続きます） ©Junsei Chida

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　妻氏も感服しきりでした。そんな2人は10月22日に開幕した女流王座戦でも再び相まみえています（第1局は福間女流王座が先勝）。どのような激闘が待っているのか……。

3）竜王戦でもNHK杯でも…藤井六冠はやはりスター

　タイトル数こそ1つ減らしたものの、藤井六冠の活躍は相変わらず続いています。まず10月26日に放映されたNHK杯では、NHK杯歴代最多11回の優勝を果たしている羽生九段とのスーパースター対決が実現。さらには解説を谷川浩司十七世名人が務め、藤井NHK杯覇者が勝利した後の感想戦では、3人がにこやかに一局を振り返る姿も。

「こ、神々しい……」

　妻氏も大興奮です。NHK杯はネットでの見逃し配信があり、2日まで見られるようなので見逃した方はぜひこの豪華3ショットを目にしてほしい……。

　将棋界最高峰のタイトル戦、竜王戦も10月3日から開幕。セルリアンタワー能楽堂での第1局、福井のあわら温泉での第2局と藤井竜王が挑戦者の佐々木勇気八段（以下、勇気先生）に連勝しています。特に第2局では、2日目の14時13分に決着がつき、藤井竜王にとって2日目タイトル戦での“最速勝利”となりました。

　勇気先生にとっては悔しさを感じる1局だったはずですが、その後の大盤解説会場でのあいさつで、機転に富む行動を見せました。

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