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箱根駅伝予選会「まさかの」トップ通過…「厳しい印象の代名詞」だった“かつての新興校”は何が変わった?「今の子はこういうタイプが合っている」 

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和田悟志

和田悟志Satoshi Wada

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photograph byYuki Suenaga

posted2025/10/21 17:00

箱根駅伝予選会「まさかの」トップ通過…「厳しい印象の代名詞」だった“かつての新興校”は何が変わった?「今の子はこういうタイプが合っている」<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

大混戦となった箱根駅伝予選会をトップ通過した中央学院大学。確かな実力はあったとはいえ、本人たちも「まさか」という首位通過だった

 ただ、川崎勇二監督は「チャンスはあると思っていた」と言う。

「学生は『(目標は)3位以内』と言っていましたが、私は彼らに『トップも狙えるんじゃない?』と言っていました。そういう練習をさせてきたつもりなんで。ただ、他大学が崩れなければ、自力では無理だと思っていたので、今回の一番はたまたまです」

 こう謙遜しつつも、厳しい夏を乗り切って着実に力を付けた選手たちを、自信を持って予選会に送り出していた。

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 中央学院大の駅伝部は、箱根駅伝においてかつては新興校の代表格だったが、2008年の第84回大会で3位に入るなど着実に実績を上げ、箱根路で存在感を示してきた。

 さらに近年は、今年の東京世界陸上で男子マラソンの補欠だった細谷恭平(黒崎播磨)や、今年の東京マラソンで日本人1位になった市山翼(サンベルクス)といったマラソンで活躍するOBも多く輩出している。

中央学院といえば…「厳しそう」な印象だったが?

 だが、失礼ながらも、何度取材を重ねてもどこかベールに包まれた部分があり、練習も私生活も“厳しそう”というイメージを勝手に持っていた。

 ところが、最近はその印象がガラリと変わろうとしている――。

<次回へつづく>

#2に続く
「まさかトップ通過できるとは…」大激戦の箱根駅伝予選会「1位通過」チームの秘密は“令和型キャプテン”の存在?「見ての通り、優しいです」

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