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「まさかトップ通過できるとは…」大激戦の箱根駅伝予選会「1位通過」チームの秘密は“令和型キャプテン”の存在?「見ての通り、優しいです」

posted2025/10/21 17:01

 
「まさかトップ通過できるとは…」大激戦の箱根駅伝予選会「1位通過」チームの秘密は“令和型キャプテン”の存在?「見ての通り、優しいです」<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

箱根駅伝の予選会をトップ通過した中央学院大キャプテンの近田陽路(4年)。これまでとは少し違った「令和型」主将の特徴は?

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和田悟志

和田悟志Satoshi Wada

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Yuki Suenaga

 今年も大激戦だった箱根駅伝予選会。首位通過を果たしたのは、自他ともに「まさか」と語る意外なチームだった。年々レベルが上がる予選会で、“かつての新興校”が躍進できた理由はどこにあったのか。その秘密をレポートする。《NumberWebレポート全2回の2回目/最初から読む》

 大混戦だった箱根駅伝予選会をトップ通過した中央学院大学。

 だが、失礼ながらも、何度取材を重ねてもどこかベールに包まれた部分があり、練習も私生活も“厳しそう”というイメージを勝手に持っていた。

「ガラリと変わった」中央学院のイメージ

 ところが、最近はどうだろう。今年4月に開設されたYouTubeチャンネルやSNSの発信を覗くと、それまでのイメージがガラリと変わった。日々の練習がキツそうなことに違いはないが、昨年完成した寮で生活を送る選手たちが実に楽しそうだ。その明るい雰囲気が伝わってきた。

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 このことを川崎勇二監督に伝えると、苦笑いしつつも、こんな言葉を返してくれた。

「実際はそういうチームなんですよ。今までもあんな感じでやっているんですよ。それが表になかなか出なかっただけで。私のイメージが強くて、チーム自体の雰囲気も“厳しそう”と思われていたのでしょう」

 川崎監督の言葉に頷きつつも、この雰囲気を醸し出しているのはそれだけではないような気がしていた。何より主将の近田陽路(4年)の柔和な雰囲気が、チームに浸透しているように感じたからだ。

【次ページ】 「結構、優しめ」な近田キャプテン

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