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箱根駅伝予選会「まさかの」トップ通過…「厳しい印象の代名詞」だった“かつての新興校”は何が変わった?「今の子はこういうタイプが合っている」

posted2025/10/21 17:00

 
箱根駅伝予選会「まさかの」トップ通過…「厳しい印象の代名詞」だった“かつての新興校”は何が変わった?「今の子はこういうタイプが合っている」<Number Web> photograph by Yuki Suenaga

大混戦となった箱根駅伝予選会をトップ通過した中央学院大学。確かな実力はあったとはいえ、本人たちも「まさか」という首位通過だった

text by

和田悟志

和田悟志Satoshi Wada

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Yuki Suenaga

 今年も大激戦だった箱根駅伝予選会。首位通過を果たしたのは、自他ともに「まさか」と語る意外なチームだった。年々レベルが上がる予選会で、“かつての新興校”が躍進できた理由はどこにあったのか。その秘密をレポートする。《NumberWebレポート全2回の1回目/つづきを読む》

大混戦の予選会…トップ通過は中央学院

 今年の箱根駅伝予選会は、ボーダーライン付近だけでなく、上位争いも1位から4位までが34秒差にひしめく大混戦だった。

 見事にトップ通過を果たし3年連続25回目の本大会出場を決めたのが中央学院大だ。

「3位以内を目指していて、蓋を開けてみたら、まさかのトップ通過。結果発表の時もびっくりしました」

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 こんな言葉を口にしたのは、エースで主将の近田陽路(4年)だ。

 近田は日本人1位となる全体7位でフィニッシュしトップ通過の立役者となった。

 中央学院大は専門誌の展望記事では1位通過候補の一角に挙がっていた。とはいえ、報道を見ても大東大や日体大、順大といった伝統校を評価する声の方が大きかっただけに、チームの大黒柱であっても、この結果は想定以上だったようだ。

【次ページ】 中央学院といえば…「厳しそう」な印象だったが?

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