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サッカー日本代表PRESSBACK NUMBER
「タフさ、強さ、高さ、巧さ」でブラジル制圧の新星・鈴木淳之介に久保建英も驚嘆…超攻撃的守備“戦術カタール”遂行でメンバー入り猛アピール
text by

佐藤景Kei Sato
photograph byKiichi Matsumoto
posted2025/10/17 18:06
ブラジル戦、ルイス・エンリケとマッチアップする鈴木淳之介。1対1の勝負にことごとく勝っていった
CBとして必要な能力をいくつも備え、足りないのは経験だけだと思われていた。だが、コペンハーゲンに渡り、世界最高峰のリーグ、CLにも出場。そして今回、日本代表としてパラグアイ、ブラジルと対戦し、クラブでも代表でも濃密な時間を過ごす中で、着実に成長していることを証明した。久保が指摘したように、1試合の中でさえ成長していると映る。
本大会メンバー入りに大きく前進
「(ブラジルの攻撃は)怖かったですけど、パラグアイ戦の反省も踏まえて、抜かれる場面もありましたけど、人には強くいけた。それは個人としては良かったかなと思います。パラグアイ戦の時は自分のところでスペースを空けて失点したので、そういう修正も踏まえて、特に人には強くいけていたかなと思います。
他の人は経験していますけど、自分はこういう相手を初めて経験したので、1つ基準ができました。これを忘れずにデンマークに帰っても頑張りたい」
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今回の2試合、とくにブラジル戦のパフォーマンスではっきりした。ケガ人の穴埋め要員でも、チャレンジ枠でもない。鈴木淳之介はその実力で、日本代表の中に自分の居場所を築いた。北中米ワールドカップのメンバー入りを果たしたとしても何ら不思議はない。
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